自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和7年3月実施1級小型問題27:SRSエア・バッグ

27.SRSエア・バッグに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)側面衝突などにより、サイド・エア・バッグが作動(展開)した場合は、サイド・エア・バッグ上部取り付け座面の変形の有無に関わらず、シート・バック・フレームを新品と交換する必要がある。

 

(2)ステアリング・コラムなどステアリング系の脱着、調整を行ったときに、ステアリングの回転位置関係が変わった場合は、ケーブル・リールのセンタリングを行い、ひっかかりなどの異常がある場合は、ケーブル・リールの分解やグリースを塗布せずに必ず新品と交換する必要がある。

 

(3)SRS・ECU内部及び側面衝突センサには、衝撃を感知するセンサが内蔵されており、SRS・ECUのバックアップ電源回路により、イグニション・スイッチOFFでも、3分以内はエア・バッグ及びサイド・エア・バッグが展開する可能性がある。

 

(4)側面衝突などにより、衝突センサが取り付けられているサイド・シル(外・内側面)に変形が発生した場合、又は、シートに変形が確認された場合は、SRSフロア・ハーネスを新品と交換する必要がある。

 

 

 

解く

 

(1)側面衝突などにより、サイド・エア・バッグが作動(展開)した場合は、サイド・エア・バッグ上部取り付け座面の変形の有無に関わらず、シート・バック・フレームを新品と交換する必要がある。

 

 衝突により,サイド・エア・バッグが作動(展開)した場合は,サイド・エア・バッグとシート・バック・トリム・カバーを新品に交換すること。また,シート・バック・フレームは,図に示す部位を点検し,外観上明らかに変形が確認できる場合

は交換する。変形が定かでない場合,次の2項目を確認し,異常がある場合は新品に交換する。

1)サイド・フレームの溶接部の異常の有無

2)サイド・エア・バッグ上部取り付け座面の変形の有無:変形が5mm以上(図に示すa寸法24mm以上の場合は異常。

よって(1)は不適切

 

 

(2)ステアリング・コラムなどステアリング系の脱着、調整を行ったときに、ステアリングの回転位置関係が変わった場合は、ケーブル・リールのセンタリングを行い、ひっかかりなどの異常がある場合は、ケーブル・リールの分解やグリースを塗布せずに必ず新品と交換する必要がある。

 

ケーブル・リール

 次の作業を行う場合は,ケーブル・リールのセンタリングを行うこと。センタリングを行わないと,ケーブル・リールが断線し,エア・バッグ・システムやホーンなどが機能しなくなり大変危険である。

センタリングが必要となる作業

i)ステアリング・ホイールを取り付けるとき。

ⅱ)ケープル・リールを取り付けるとき。

ⅲ)ステアリング・コラムなどステアリング系の脱着,調整を行ったときに,ステアリングの回転位置関係が変わった場合。

 ケーブル・リールは分解やグリース塗布はしないこと。異常がある場合(ひっかかりなど)は,必ず,新品と交換すること。

 

よって(2)は適切

 

 

(3)SRS・ECU内部及び側面衝突センサには、衝撃を感知するセンサが内蔵されており、SRS・ECUのバックアップ電源回路により、イグニション・スイッチOFFでも、3分以内はエア・バッグ及びサイド・エア・バッグが展開する可能性がある。

 

SRS・ECU及び側面衝突センサ

①イグニション・スイッチON時又はイグニション・スイッチOFF後3分以内にSRS・ECU及び側面衝突センサに衝撃を与えないこと。SRS・ECU内部及び側面衝突センサには,衝撃を感知するセンサが内蔵されており,SRS・ECUのバックアップ電源回路により,イグニション・スイッチOFFでも,3分以内はエア・バッグ及びサイド・エア・バッグが展開する可能性があるためである。

よって(3)は適切

 

(4)側面衝突などにより、衝突センサが取り付けられているサイド・シル(外・内側面)に変形が発生した場合、又は、シートに変形が確認された場合は、SRSフロア・ハーネスを新品と交換する必要がある。

 

 車両側面に衝撃を受けたとき,衝突センサが取り付けてあるサイド・シル(外・内側面)に変形が発生した場合,又は,シートに変形が確認された場合は,SRSフロア・ハーネスを新品に交換する。

よって(4)は適切

 

よって答えは(1)