〔No. 5〕 CVT(スチール・ベルトを用いたベルト式無段変速機)に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
(1)プーリ比が大きい(Low側)ときは、プライマリ・プーリの油圧室に掛かる油圧を高めてプーリの溝幅を狭くすることでスチール・ベルトの接触半径を大きくしている。
(2)可動シーブは、ボール・スプラインの軸上をしゅう動し、プーリの溝幅を任意に可変できる仕組みになっている。
(3)スチール・ベルトは、多数のエレメントと多層のスチール・リング1本で構成されている。
(4)プライマリ・プーリはスチール・ベルトの張力を制御し、セカンダリ・プーリはプーリ比(変速比)を制御している。
解く
(1)プーリ比が大きい(Low側)ときは、プライマリ・プーリの油圧室に掛かる油圧を高めてプーリの溝幅を狭くすることでスチール・ベルトの接触半径を大きくしている。
不適切

(2)可動シーブは、ボール・スプラインの軸上をしゅう動し、プーリの溝幅を任意に可変できる仕組みになっている。
適切
プライマリ・プーリ及びセカンダリ・プーリ
プライマリ・プーリ及びセカンダリ・プーリは、図に示すように、それぞれ傾斜面をもつシャフト(固定シーブ面)と可動シーブ(軸方向に移動可能な可動シーブ面)及び可動シーブ背面に油圧室(ピストン)が設けられており、油圧室に掛ける油圧を制御することで、可動シーブがボール・スプラインの軸上をしゅう動し、プーリの溝幅を任意に可変できる仕組みになっている。プライマリ・プーリではプーリ比(変速比)を制御し、セカンダリ・プーリでは動力伝達に必要なスチール・ベルトの張力を制御することで、走行状態に応じた無段階の変速を可能としている。

(3)スチール・ベルトは、多数のエレメントと多層のスチール・リング1本で構成されている。
不適切
スチール・ベルト
スチール・ベルトは、図に示すように、多数のエレメントと多層のスチール・リング2本で構成されている。

(4)プライマリ・プーリはスチール・ベルトの張力を制御し、セカンダリ・プーリはプーリ比(変速比)を制御している。
不適切
プライマリ・プーリではプーリ比(変速比)を制御し、セカンダリ・プーリでは動力伝達に必要なスチール・ベルトの張力を制御することで、走行状態に応じた無段階の変速を可能としている。
よって答えは(2)