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自動車整備士資格試験を解く

平成16年実施検定1級小型問題25:オート・エアコンに関する記述

25

オート・エアコンに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)内気温センサに室内空気を循環させる構造として,アスピレータ型とファン型があるが,ファン型は,ブロア・ファン駆動時のみ室内空気が循環し,検出を行うものである。

(2)エバポレータ温度センサは,主に凍結点温度と常温温度の検出を行っており,センサ特性はエバボレータの温度範囲が狭いため,その範囲の温度の変化に対して,抵抗値変化が大きいものとしている。

(3)プレッシャ・スイッチは冷媒圧力を検知するため,高圧側配管に取り付けられており,冷媒圧力が低下した場合,及び異常に上昇した場合に接点がOFFになりエアコンの駆動信号を遮断する。

(4)水温センサは,エンジン冷却水がヒータ・コアを循環する温度を検出しており,一般的に電子制御式燃料噴射装置の水温センサと共用となっている。

 

解く

 

(1)内気温センサに室内空気を循環させる構造として,アスピレータ型とファン型があるが,ファン型は,ブロア・ファン駆動時のみ室内空気が循環し,検出を行うものである。

不適切

内気(車室内)温度センサ

内気(車室内)温度センサは,車室内の温度と目標設定温度との差を検出して冷房・暖房モードにおけるエアコン・ユニットの基本制御を行うためのメイン・センサの役割をもっており,図(1)に示すアスピレータ型の基本的構造は,オート・エアコンの空調エア・ダクトにアスピレータ(絞り弁)部分を置き,空調エア・ダクトのエア流速でアスピレータ(絞り弁)先端部分に負圧を発生させて,車室内のエアを検知用空気流入口から吸い込み,温度センサに反応させて車室内温度の計測を行うものと,図(2)に示すファン型の基本的構造は,モータとファンにより強制的に車室内のエアを吸い込み,温度センサに反応させて車室内温度の計測を行うものである。

 

(2)エバポレータ温度センサは,主に凍結点温度と常温温度の検出を行っており,センサ特性はエバボレータの温度範囲が狭いため,その範囲の温度の変化に対して,抵抗値変化が大きいものとしている。

適切

(3)プレッシャ・スイッチは冷媒圧力を検知するため,高圧側配管に取り付けられており,冷媒圧力が低下した場合,及び異常に上昇した場合に接点がOFFになりエアコンの駆動信号を遮断する。

適切

(4)水温センサは,エンジン冷却水がヒータ・コアを循環する温度を検出しており,一般的に電子制御式燃料噴射装置の水温センサと共用となっている。

適切

よって答えは1