自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

平成19年11月実施検定1級小型問題28:オート・エアコンに関する記述

28

オート・エアコンに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)オート・エアコンECUは,水温センサ,日射量センサ,外気温センサなどにより各種補正の判断を行う。

(2)オート・エアコンECUは,内気温センサで検知している室温と設定温度との比較を行い,冷・暖房,吹き出し口,吹き出し風量の判断を行う。

(3)エバポレータ温度センサは,主に凍結点温度から常温温度までの検出を行っており,温度抵抗特性は検出温度範囲全域で抵抗値変化を均一にしている。

(4)内気温センサに室内空気を循環させる構造として,アスピレータ型とファン型とがあるが,アスピレータ型はブロア・モータの駆動時には室内空気が循環する。

 

解く

 

(1)オート・エアコンECUは,水温センサ,日射量センサ,外気温センサなどにより各種補正の判断を行う。

適切

補正制御

補正制御には,運転開始時に行う制御と運転中に行う制御とがある。

(イ)連転開始時

冷房モードでエパポレータ温度を検知し,エパポレータ温度が高いときは,エパポレータ換気のためブロア・モータの回転を一時的に速くするものがある。

暖房モードで冷却水温度が低く温風が得られないときは,ブロア・モータを停止させ,水温の上昇と共にブロア・モータの回転速度を増加させる。

冷房モードで室内温度が非常に高いときは,一時的に内気循環(REC)で運転をする。

ブロア・モータの回転速度が一定値を超えた決定がされたときは,低速で回転を徐々に上げて決定値にすることで,急激なファン騒音を低減している。

運転開始時,ブロア・モータの回転を徐々に上げることにより,ファン騒音の低減を図っている。また,OFFへの切り替えは瞬時に行う。

(ロ)運転中

日射量が変化したときに,吹き出し温度の補正を行う。例えば,日射量が増した場合,冷房時は,より冷房へ,暖房時は冷房側に少し基本制御を変化させる。

外気温度が変化したときに吹き出し温度の補正を行う。例えば,外気温度下がった場合,冷房時は暖房側へ,暖房時はより暖房側へ変化させる。

冷房時,エバポレータが凍結温度になった場合,一時的にコンプレッサを停止させてエバポレータの凍結を防止する。

設定温度をMAXCOOL(18℃),MAXHOT(32℃)にセットすると,オートで作動しているときは,センサ値に関係なく,最大冷房,最大暖房を行う。例えば,MAXCOOL(18℃)時は,内気循環,VENT吹き出し,ブロア・モータ最大回転,エア・ミックス・ダンパ全閉,エアコンONとし,最大冷房とする。また,

MAXHOT(32℃)時は,外気導入,HEAT吹き出し,ブロア・モータ最大回転,エア・ミックス・ダンパ全開,エアコンOFFとし,最大暖房とする。

 

(2)オート・エアコンECUは,内気温センサで検知している室温と設定温度との比較を行い,冷・暖房,吹き出し口,吹き出し風量の判断を行う。

適切

オート・エアコンECU

ECUは,図のように,内気温度センサで検知している室温と設定温度との比較を行い,冷・暖房(吹き出し風温度)の判断,吹き出しロの判断,吹き出し風量の判断を行い,その結果に基づき,アクチュェータの基本駆動を決定する基本制御,補正用センサで環境状況を感知し,状況によって基本駆動決定の補正を行う補正制御がある。また,センサ,アクチュエータに異常が発生した場合,その系統を検知するダイアグノーシス機能も備えている。

(3)エバポレータ温度センサは,主に凍結点温度から常温温度までの検出を行っており,温度抵抗特性は検出温度範囲全域で抵抗値変化を均一にしている。

不適切

エバポレータ温度センサ

図に示すエバポレータ温度センサの構造は,薄膜樹脂で固められた構造で,オート・エアコン・クーリング・ユニットのエバポレータ温度の検出を行う。センサの役割は,エバポレータの凍結監視で,氷結によるエバポレータ能力の低下防止を図り,氷結の可能性が高い場合には,コンプレッサの駆動停止の判断などに利用されている。

回路構成は,図に示すように温度検出回路は,水温センサなどの温度センサ回路と同じ構成であるが,温度検出範囲の設定に違いがあり,図に示すようにエバポレータの温度変化範囲に対応できるように設定してある。

(4)内気温センサに室内空気を循環させる構造として,アスピレータ型とファン型とがあるが,アスピレータ型はブロア・モータの駆動時には室内空気が循環する。

適切

よって答えは3