図に示すオート・エアコンに用いられるリサーキュレーション・アクチュエータ(ロータ・リダクション式)の回路点検に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。なお,図は,アクチュエータのスリットがFRESHモードの停止位置にある時を示している。
問題補足
(1)スリットがRECモードの駆動停止位置にある時に,V3とV4の両方に電圧が発生する場合,アクチュエータの異常が考えられるが,V1とV2の両方に電圧が発生しない場合については,アクチュエータの異常は考えられない。
(2)スリットがFRESHモードの駆動停止位置にある時に,V4に12Vの電圧が発生し,V3には電圧が発生しない場合は,FRESH駆動信号線とREC駆動信号線の線間短絡が考えられる。
(3)スリットがRECモードの駆動停止位置にある時に,V3とV4の両方に電圧が発生する場合は,アクチュエータの異常が考えられる。
(4)スリットがFRESHモードの駆動停止位置にある時に,V1とV2の両方に電圧が発生する場合,アクチュエータの異常は考えられないが,V3とV4の両方に電圧が発生しない場合は,アクチュエータの異常が考えられる。
解く
(1)スリットがRECモードの駆動停止位置にある時に,V3とV4の両方に電圧が発生する場合,アクチュエータの異常が考えられるが,V1とV2の両方に電圧が発生しない場合については,アクチュエータの異常は考えられない。
不適切
スリットがRECモードの駆動停止位置にある時
V3とV4の両方に電圧が発生する場合,アクチュエータの異常
V1とV2の両方に電圧が発生しない場合については,アクチュエータの異常:考えられる
(2)スリットがFRESHモードの駆動停止位置にある時に,V4に12Vの電圧が発生し,V3には電圧が発生しない場合は,FRESH駆動信号線とREC駆動信号線の線間短絡が考えられる。
不適切
スリットがFRESHモードの駆動停止位置にある時
FRESH駆動信号線とREC駆動信号線の線間短絡:考えられない
REC駆動信号線の断線が考えられる
(3)スリットがRECモードの駆動停止位置にある時に,V3とV4の両方に電圧が発生する場合は,アクチュエータの異常が考えられる。
適切
文章の内容が 1の前半と同じ
(4)スリットがFRESHモードの駆動停止位置にある時に,V1とV2の両方に電圧が発生する場合,アクチュエータの異常は考えられないが,V3とV4の両方に電圧が発生しない場合は,アクチュエータの異常が考えられる。
不適切
V1とV2の両方に電圧が発生する場合,アクチュエータの異常は考えられる
V3とV4の両方に電圧が発生しない場合は,アクチュエータの異常が考えられる。
よって答えは 3