「エンジンがかからない。」という不具合のある自動車を点検したとき,ダイアグノーシス・コードで「イグナイタ系統」を異常系統として表示した。このため,不具合を再現させて点検を行ったところ,次のような状態であった。
●点火確認信号…出力なし
●信号線の断線・絶縁点検(ボデーとの短絡点検)…正常
●イグナイタ及びイグニション・コイルの電源電圧…正常:
このときイグニション・スイッチをONにして点検を行った後の判断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)コネクタAの端子④とボデー間の電圧V4(以下「電圧V4」という。)が5Vの場合,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良。 |
(2)電圧V4が5Vの場合,エンジンECUの不良。 |
(3)電圧V4が0Vで、コネクタBを外すと5Vに変化した場合,エンジンECUの不良。 |
(4)電圧V4が0Vで,コネクタBを外しても0Vのままの場合,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良。 |
解く
(1)コネクタAの端子④とボデー間の電圧V4(以下「電圧V4」という。)が5Vの場合,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良。 適切 |
(2)電圧V4が5Vの場合,エンジンECUの不良。 不適切 (1)よりイグナイタ及びイグニション・コイルの不良。 |
(3)電圧V4が0Vで、コネクタBを外すと5Vに変化した場合,エンジンECUの不良。 不適切 イグナイタ及びイグニション・コイルの不良。
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(4)電圧V4が0Vで,コネクタBを外しても0Vのままの場合,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良。
不適切
エンジンECUの不良。
よって答えは(1)