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令和5年7月実施電気装置問題30:フロン回収・破壊の処理

問題番号:elR507030

 

フロン回収・破壊の処理に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)カーエアコンに使用されているCFC12等の特定フロンが大気中に放出されると,ほとんど分解されずに成層圏にまで達し,オゾンを破壊する反応が連鎖的に起こる。

(2)現在カーエアコン用に使用されているHFC134aは,地球温暖化効果を有するガスである。

(3)カーエアコンの修理を行う事業者は,フロン回収機を使用してフロンの回収を行う必要がある。

(4)ーっの回収用ボンべに, CFC12とHFC134aを混入することができる。

 

 

 

 

 

 

 

解く

不適切なのは (4) です。

各選択肢の解説

(1) CFC12(フロン12)は特定フロンに分類され、大気中に放出されると分解されにくく、成層圏まで到達します。そこで紫外線により塩素原子が遊離し、オゾン層を破壊する連鎖反応を起こします。 → 正しい記述

(2) 現在カーエアコンに使われている HFC134a(代替フロン)は、オゾン層破壊効果はありませんが、温室効果ガスとして地球温暖化に寄与します。 → 正しい記述

(3) フロン類の回収は「フロン排出抑制法」により義務化されており、修理事業者はフロン回収機を用いて回収しなければなりません。 → 正しい記述

(4) CFC12(R-12)と HFC134a(R-134a)は異なる種類の冷媒であり、化学的性質や圧力特性が異なるため、同じ回収容器(ボンベ)に混入してはいけません。混入すると再生処理が困難になり、法令違反にもなります。 → 不適切な記述

💡まとめ

選択肢

内容

正誤

(1)

CFC12はオゾン層を破壊する

正しい

(2)

HFC134aは温暖化効果を持つ

正しい

(3)

修理業者はフロン回収機を使用する

正しい

(4)

CFC12とHFC134aを同一ボンベに混入できる

不適切

つまり、正解は (4) です。 この問題は「冷媒の種類を混ぜてはいけない」という基本的な安全・法令知識を問う典型問題ですね。