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環境への影響物質に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)地球面から放出される赤外線の一部は,大気中の温室効果ガスに吸収され,地表を適度な気温に保っているが,大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が高くなると,この温室効果ガスのバランスがくずれ,地表温度が上昇する恐れがある。 |
(2)カー・エアコンに使用されるHFC134aはCFC12に比べ,成層圏のオゾン層を破壊する原因物質として影響度が大きい。 |
(3)ガソリン・エンジンやジーゼル・エンジンの燃焼によって発生する物質のなかで、窒素酸化物,粒子状物質等は大気汚染の原因になっている。 |
(4)アスベストはその粉じんにより健康を害することから,現在ではブレーキ・ライニングやクラッチ・ディスクの摩擦材には使われていない。 |
解く
(1)地球面から放出される赤外線の一部は,大気中の温室効果ガスに吸収され,地表を適度な気温に保っているが,大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が高くなると,この温室効果ガスのバランスがくずれ,地表温度が上昇する恐れがある。
適切
太陽から届く日射エネルギの約7割は,大気の地球表面に吸収されて熱に変わる。
地球面から放出された赤外線の一部は,大気中の温室効果ガスに吸収され,地表を適度な気温に保っている。しかし,人間活動により,大気中の温室効果ガスの濃度が急激に上昇しており,地表の温度が急上昇する恐れがある。
(2)カー・エアコンに使用されるHFC134aはCFC12に比べ,成層圏のオゾン層を破壊する原因物質として影響度が大きい。 不適切 HFC134aは
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(3)ガソリン・エンジンやジーゼル・エンジンの燃焼によって発生する物質のなかで、窒素酸化物,粒子状物質等は大気汚染の原因になっている。 適切 |
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環境問題
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(4)アスベストはその粉じんにより健康を害することから,現在ではブレーキ・ライニングやクラッチ・ディスクの摩擦材には使われていない。 |
適切
よって答えは(2)