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自動車整備士資格試験を解く

平成23年3月実施1級小型問題6:センサ

センサに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

(1)論理信号センサとは,他のセンサとの相関を必要としない装置単独のスイッチの作動・非作動の作用を行うスイッチ(センサ)のことで,ハードウェアの回路構成だけで作用しており,ノック・センサはこれに該当する。

 

(2)リニア信号センサとは,検出範囲を定めた中での変化の過程を検出するセンサのことで,検出情報の連続変化に対して電圧を連続変化させるリニア形態の電気信号を作っており,水温センサはこれに該当する。

 

(3)周波数信号センサとは,継続,かつ,規則的に作動している状況の変化を検出するもので,センサから発生する自己起電力で信号が作られており,O2センサはこれに該当する。

 

(4)論理信号センサ,リニア信号センサ,及び周波数信号センサのいずれにも含まれないセンサとして,ダイヤフラムを用いた圧力スイッチ(センサ)が該当する。

 

 

解く

 

(1)論理信号センサとは,他のセンサとの相関を必要としない装置単独のスイッチの作動・非作動の作用を行うスイッチ(センサ)のことで,ハードウェアの回路構成だけで作用しており,ノック・センサはこれに該当する。

不適切

 論理信号センサは,ハードウェアの回路構成だけで作用する温度スイッチ圧力スイッチなど,他のセンサとの相関を必要としない装置単独のスイッチの作動,非作動の作用を行う単純なスイッチ(以下,センサという。)が該当する。

 

 

(2)リニア信号センサとは,検出範囲を定めた中での変化の過程を検出するセンサのことで,検出情報の連続変化に対して電圧を連続変化させるリニア形態の電気信号を作っており,水温センサはこれに該当する。

適切

 リニア信号センサは,可変抵抗器,圧電体,半導体などを使用し,検出範囲を定めた中で,移動量,角度,圧力,量などの変化の過程を検出するセンサで,検出情報の連続変化に対して電圧を連続変化させるリニア形態の電気信を作るものである。

  リニア信号センサの種類には,温度検出式,圧力検出式,量検出式などがある。

 

(3)周波数信号センサとは,継続,かつ,規則的に作動している状況の変化を検出するもので,センサから発生する自己起電力で信号が作られており,O2センサはこれに該当する。

不適切

周波数信号センサは,継続,かつ,規則的に作動している状況の変化(回転数,回転速度,回転角度,タイミング)を検出するもので,車速センサ,車輪速センサ,クランク角センサ及びカム角センサなどに用いられている。周波数信号センサの種類には,パルス・ジェネレータ式半導体などがある。

 

(4)論理信号センサ,リニア信号センサ,及び周波数信号センサのいずれにも含まれないセンサとして,ダイヤフラムを用いた圧力スイッチ(センサ)が該当する。

不適切

ダイヤフラムを用いた圧力スイッチ(センサ)は、論理信号センサ

 

よって答えは 2