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自動車整備士資格試験を解く

平成16年実施検定1級小型問題2:圧縮天然ガス(CNG)自動車に関する記述

2

圧縮天然ガス(CNG)自動車に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1)CNGレギュレータの圧力調整ネジは,一次側(高圧側)レギュレータ上部に取り付けられ,減圧調整を行えるようになっている。

(2)燃料フィルタの下部にはオイルなどの不純物除去用のドレーン・プラグが設けられており,定期的に清掃したりエレメントを交換する。清掃作業の目安は3年ごとである。

(3)CNG燃料充てん口は,充てんノズル挿入部と逆止弁などから構成され,燃料の充てんは充てんノズルがノズル挿入部へ装着されると逆止弁が押され充てん可能となる。

(4)ガス・ボンベ(容器)の使用期限は,高圧ガス保安法により,ボンベ製造日より20年と規定されている。

 

解く

(1)CNGレギュレータの圧力調整ネジは,一次側(高圧側)レギュレータ上部に取り付けられ,減圧調整を行えるようになっている。

不適切

(2)燃料フィルタの下部にはオイルなどの不純物除去用のドレーン・プラグが設けられており,定期的に清掃したりエレメントを交換する。清掃作業の目安は3年ごとである。

燃料フィルタ

燃料フィルタは,図のようなもので燃料充てん時,CNG燃料に混ざってオイルや水分が同時に充てんされてしまう場合もあるため,それら不純物を除去し清浄なCNG燃料をCNGレギュレータへ送る役割をしている。

フィルタの下部にはオイルなど不純物除去用のドレーン・プラグが設けられており,定期的に清掃したりエレメントを交換する。なお,清掃作業の目安としては年1回以上である。

 

(3)CNG燃料充てん口は,充てんノズル挿入部と逆止弁などから構成され,燃料の充てんは充てんノズルがノズル挿入部へ装着されると逆止弁が押され充てん可能となる。

適切

(3)CNG燃料充てん口は,充てんノズル挿入部と逆止弁などから構成され,燃料の充てんは充てんノズルがノズル挿入部へ装着されると逆止弁が押され充てん可能となる。

適切

燃料充てんロ

CNG燃料充てんロは,図(1)のように充てんノズル挿入部と逆止弁などから構成され,燃料の充てんは充てんノズルがノズル挿入部へ装着されると逆止弁が押され充てん可能となる。また,より安全性を確保するため,給汕ロのふた(以下,フィラ・リッドという。)には図(2)に示すようにスイッチが設けられ充てん作業中はスタータ・モータが回せない(スタータ・インタ・ロック機構)システムとなっている。つまり,フィラ・リッド・スイッチがON(フィラ・リッド開)時にはスタータ・モータが回らないシステムとなっている。なお,図(2)はフィラ・リッドが閉状態を示している。

 

(4)ガス・ボンベ(容器)の使用期限は,高圧ガス保安法により,ボンベ製造日より20年と規定されている。

不適切

充てん可能期限及び検査有効期限

燃料用ガス・ボンべは永久的に使用できるわけではなく,高圧ガス保安法の規定により充てん可能期限(ボンべの使用期限)がボンべ製造日より,15年と規定されている。また,自動車に搭載するガス・ボンべは,ボンべ製造日又はボンペ検査日から1年以内に搭載することになっている。ただし,ボンべの保存状態が良ければ1年以上経過したボンべでも搭載は可能である。

 

よって答えは3