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電子制御式4速ATの異常検知に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)図1のスロットル・バルブ・スイッチの異常検知は,信号電圧の情報のみで可能である。 |
(2)図2の油温センサの異常検知は,信号電圧が基準電圧の1/2付近で変化しなくなったとき,又は電圧が発生しなくなったときに行われる。 |
(3)図3のスロットル・ポジション・センサの異常検知は,センサの機能低下により実際の開度と電圧が角度電圧特性図と一致しなくなったときに行われる。 |
(4)図4のロックアップ・ソレノイドの異常検知は,駆動停止時で駆動回路の上側のTrが駆動(プリアウト)したときには,駆動信号線から分岐した2箇所の診断回路によりマイコンの閾値と診断信号電圧の比較が行われ,マイコンは,上限値の閾値をアップ・エッジしないときに行う。 |
解く
(1)図1のスロットル・バルブ・スイッチの異常検知は,信号電圧の情報のみで可能である。 不適切
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(2)図2の油温センサの異常検知は,信号電圧が基準電圧の付近で変化しなくなったとき,又は電圧が発生しなくなったときに行われる。 不適切 |
今の教科書にはない 図2の油温センサの異常検知は,信号電圧が基準電圧の1/2付近で変化しなくなったとき,又は電圧が発生しなくなったときに行われる。 |
(3)図3のスロットル・ポジション・センサの異常検知は,センサの機能低下により実際の開度と電圧が角度電圧特性図と一致しなくなったときに行われる。 不適切
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(4)図4のロックアップ・ソレノイドの異常検知は,駆動停止時で駆動回路の上側のTrが駆動(プリアウト)したときには,駆動信号線から分岐した2箇所の診断回路によりマイコンの閾値と診断信号電圧の比較が行われ,マイコンは,上限値の閾値をアップ・エッジしないときに行う。
適切
図に示す回路構成のマイコンが異常検知する仕組みは,図右のようにアクチュエータ駆動停止時で駆動回路の上側のTrが駆動(プリアウト)したときには,駆動信号線から分岐した2箇所の診断回路によりマイコンの閾値と診断信号電圧の比較が行われ,マイコンは,上限値の閾値をアップ・エッジしないときに異常検知を行う。
よって答えは(4)