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平成18年3月実施1級小型問題17改:電子制御式4速ATの異常検知

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電子制御式4速ATの異常検知に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1)図1のセンサの制御上,断線・短絡などの異常検知を必要とする場合には,ソフトウェアを使用して,当該センサの状態を別のセンサで監視・認識する機能をもたせることにより,センサ信号電圧の変化値が車両の運転上あり得ない場合などに,前述した回路構成では検知できない領域の異常検知を可能とするものがある。

(2)図2のセンサの異常検知は,センサの機能低下(特性異常)や各配線に接触抵抗の増大などが発生し,実際の圧力と検出信号電圧とが一致しない場合でも,この信号電圧が異常検知不可範囲の電圧値に入っていれば,マイコンは異常検知できずに通常制御が行われる。

(3)図3のセンサの高精度の異常検知を必要とするものは,作動中においてソフトウエアの使用により,複数の信号線の組み合わせを想定して,プログラムのマップ・データと検出信号の比較が行われ,機構,機能上存在しない値(データ値)になったときに異常検知を行うものもある。

(4)図4のアクチュエータの異常検知は,駆動時には,駆動信号線から分岐した診断回路によりマイコン閾値と診断信号電圧の比較が行われ,マイコンは,診断信号電圧が閾値をアップ・エッジしたときに異常検知を行う。

 

解く

(1)図1のセンサの制御上,断線・短絡などの異常検知を必要とする場合には,ソフトウェアを使用して,当該センサの状態を別のセンサで監視・認識する機能をもたせることにより,センサ信号電圧の変化値が車両の運転上あり得ない場合などに,前述した回路構成では検知できない領域の異常検知を可能とするものがある。

適切

(2)図2のセンサの異常検知は,センサの機能低下(特性異常)や各配線に接触抵抗の増大などが発生し,実際の圧力と検出信号電圧とが一致しない場合でも,この信号電圧が異常検知不可範囲の電圧値に入っていれば,マイコンは異常検知できずに通常制御が行われる。

適切

(3)図3のセンサの高精度の異常検知を必要とするものは,作動中においてソフトウエアの使用により,複数の信号線の組み合わせを想定して,プログラムのマップ・データと検出信号の比較が行われ,機構,機能上存在しない値(データ値)になったときに異常検知を行うものもある。

適切

(4)図4のアクチュエータの異常検知は,駆動時には,駆動信号線から分岐した診断回路によりマイコン閾値と診断信号電圧の比較が行われ,マイコンは,診断信号電圧が閾値アップ・エッジしたときに異常検知を行う。

不適切

ダウン・エッジ

よって答えは4