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図に示すインジェクタ回路におけるインジェクタ1が作動しない不具合について,表の点検結果から考えられる不具合原因として,適切なものは次のうちどれか。
(1)エンジンECUの内部不良
(2)インジェクタ1からエンジンECU間の配線の抵抗増大
(3)インジェクタ1のニードル・バルブ閉固着
(4)a点からインジェクタ1間の配線の抵抗増大
解く
インジェクタ開時はECU内トランジスタONで電圧はV1は0Vになります。
わずかな時間ですが、平均電圧は若干低下します。
また、4000min-1 時はさらに低下するはずである。
回路が成立していれば、電流が流れ、電圧降下を起こす。
それを踏まえ。
(1)エンジンECUの内部不良
トランジスタ不動、回路断線等考えられる。
(2)インジェクタ1からエンジンECU間の配線の抵抗増大
電流が流れていれば電圧降下を起こしているはずである。考えられない
電流が流れていないと断定できない
(3)インジェクタ1のニードル・バルブ閉固着
インジェクタの動、不動にかかわらず、電圧は変化しているはずである。考えられない
(4)a点からインジェクタ1間の配線の抵抗増大
電流が流れていれば電圧降下を起こしているはずである。考えられない
電流が流れていないと断定できない
よって答えは （1）
