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エンジン不調が発生したのでダイアグノーシス・コードを確認したところ,異常コードが出力されなかった。そこで外部診断器を使用して正常車と不具合車の点検を暖機後のアイドリング状態で行い,表の測定結果を得た。故障推定原因として,適切なものは次のうちどれか。なお,車両はLジェトロニック方式エンジン搭載車である。
(1)エア・フロー・メータ特性ずれ |
(2)燃圧不良 |
(3)ISCV動き不良 |
(4)吸気系統への「エア吸い」 |
解く
(1)エア・フロー・メータ特性ずれ |
(2)燃圧不良 |
(3)ISCV動き不良 |
(4)吸気系統への「エア吸い」 |
表より
O2センサデータより:空燃比大きい(薄い)
空燃比フィードバック値(%)より:燃料を増量する方向で最大限補正
エア・フロー・メータ特性ずれ:ならばO2センサデータは空燃比小さい(濃い)方向になる。
ISCV動き不良:仮に開状態で固着していたとしたら、エンジン回転数はもっと上昇している。
吸気系統への「エア吸い」:数値上でも吸入空気量は増えている。
燃料の増量を図っているのに、薄いまま→根本的に燃料の量が足りていない。
よって答えは(2)