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圧縮天燃ガス(CNG)自動車のガス・ボンベ(容器)の検査に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)充てん可能期限(使用期限)は,ボンベ製造日より20年と規定されている。 |
(2)ボンベの再検査は,ボンベ製造日,又は検査日から初回は4年以内,その後は2年1か月ごとに受けなくてはならない。 |
(3)ボンベの再検査は,残留圧力の確認及び容器証票と車両貼付の車載容器の証票の記載番号などが同一であることの確認をした後,容器の検査を行うこと。 |
(4)外観検査は,損傷の有無のみによって合否判定する一次検査と,一次検査不合格となったものについて,測定器具を用いて法の規定に従い損傷の程度を判定する二次外観検査がある。 |
解く
(1)充てん可能期限(使用期限)は,ボンベ製造日より20年と規定されている。 不適切 |
充てん可能期限及び検査有効期限 燃料用ガス・ボンべは永久的に使用できるわけではなく,高圧ガス保安法の規定により充てん可能期限(ボンべの使用期限)がボンベ製造日より,15年と規定されている。また,自動車に搭載するガス・ボンべは,ボンべ製造日又はボンべ検査日から 1 年以内に搭載することになっている。ただし,ボンべの保存状態が良ければ 1 年以上経過したボンべでも搭載は可能である。 |
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(2)ボンベの再検査は,ボンベ製造日,又は検査日から初回は4年以内,その後は2年2か月以内に受けなくてはならない。 適切 |
再検査 ボンべ製造日又は,検査日から初回は 4 年以内,その後は 2 年2ケ月以内にボンべ再検査を受けなくてはならない。なお,ガス・ボンべの再検査は車載状態で行うこと。 ボンベの残留圧力の確認(漏えい試験に 12 MPa 以上を必要),また,容器証票と車両貼付の車載容器の証票の記載番号などが同一であることの確認を実施し,その上で容器の検査を行うこと。 |
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(3)ボンベの再検査は,残留圧力の確認及び容器証票と車両貼付の車載容器の証票の記載番号などが同一であることの確認をした後,容器の検査を行うこと。 適切 |
(4)外観検査は,損傷の有無のみによって合否判定する一次検査と,一次検査不合格となったものについて,測定器具を用いて法の規定に従い損傷の程度を判定する二次外観検査がある。 |
適切
外観検査
ボンべの損傷の有無のみによって合否判定する一次外観検査と,一次外観検査不合格となったボンべについて,測定器具を用いて,法の規定に従い損傷の程度を区分し合否判定をする二次外観検査とに別けられている。図 に,容器一次外観検査及び,容器二次外観検査の流れを示す。
よって答えは(1)