10改
圧縮天然ガス(CNG)自動車に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
解く
(1)CNGレギュレ一夕は,CNGボンベから高圧で送られてきたCNG燃料を大気圧まで減圧するものである。
不適切
CNGレギュレータは,CNGボンべから高圧で送られてきたONGを適正噴射圧へ調整減圧するもので,一次側レギュレータ室(高圧室)と二次側レギュレータ室に分かれており,それぞれの室に減圧用のレギュレータ・バルブ(圧力調整弁)が設けられている。

|
(2)CNGボンベは製造から15年以内のものでも,一度車両に使用されたものは再度別の車両に搭載してはならない。 適切 |
|
ガス・ポンべ(容器)の検査 充てん可能期限及び検査有効期限 燃料用ガス・ボンべは永久的に使用できるわけではなく,高圧ガス保安法の規定により充てん可能期限(ボンべの使用期限)がボンべ製造日より,15年と規定されている。また,自動車に搭載するガス・ポンべは,ボンべ製造日又ははボンベ検査日から1年以内に搭載することになっている。ただし,ボンべの保存状態が良ければ1年以上経過したポンべでも搭載は可能である。 |
|
容器のクズ化 ・容器の所有者は,容器再検査不合格時などには,その容器を再使用できないようにクズ化しなければならない。 ・ CNG 自動車を廃棄するとき,容器の再検査に不合格となったとき及びガス容器などの標章記載の容器検査合格年月日から 15 年経過したときなど,車両に使用できなくなった容器は,車両から取り外し,再使用できないように,クズ化しなければならない。
・使用過程におけるガス容器の他車への転用禁止, 15 年という容器耐用年数の設定ならびに充てんガス中の水分含有量の規定を設けて,ガス容器内面の劣化を防止している。
|
|
(3)CNG燃料は燃焼時のCO2発生量が石油系燃料に比べて少なく,SOxの発生はない。 適切 |
|
クリーンなエネルギ 天然ガスは CH4 を主成分としたガスで,硫黄分,そのほか不純分を含まないため,燃焼しても SOx や,すすの発生が全くなく,地球を温暖化するといわれる CO2 (二酸化炭素)の排出量が石油より約 2 ~ 3 割少ない。 |
|
(4)エンジン側の燃圧センサは燃料噴射量の制御用としてCNG燃料の圧力を検出している。 |
適切
燃圧センサ
燃圧センサは,CNG燃料の圧力を検出するもので,CNGボンべ側とエンジン側にそれぞれ1個設けられている。ボンべ側の燃圧センサは5ウェイ・コネクタに取り付けられ,CNG燃料が大量に漏えいしたとき,CNG警告灯を点滅させると共にCNGボンべ側の燃料遮断弁をOFF(閉)にする。また,CNG燃料圧力計の点検時にも用いられる。一方,エンジン側の燃圧センサはCNG燃料の噴射量の制御用としてCNG燃料の圧力を検出している。また,いずれの場合も燃料圧力検出方法は感圧素子式を用いているのが一般的である。
感圧素子式とは圧力の高低により,センサの出力電圧が変化するもので,圧力が高くなる程,出力電圧も高くなる。図に燃圧センサの出力特性を示すが,図(1)のCNGボンべ側と図(2)のエンジン側では,電圧値に対し燃圧の目盛りが大きく異なる。
よって答えは(1)