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令和6年3月実施2級ガソリン問題12:吸排気装置の過給機

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吸排気装置の過給機に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1) ターボ・チャージャは,過給圧が高くなって規定値以上になると,ウエスト・ゲート・バルブが閉じて,排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ直接流れる。

(2) 2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは,過給圧が規定値になると,過給圧の一部を排気側へ逃がし,過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

(3) ターボ・チャージャに用いられるコンプレッサ・ホイールの回転速度は,タービン・ホイールの回転速度の2倍である。

(4) 2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは,ロータ1回転につき4回の吸入・吐出が行われる。        ○

 

 

解く

(1) ターボ・チャージャは,過給圧が高くなって規定値以上になると,ウエスト・ゲート・バルブが閉じて,排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ直接流れる。

不適切

過給圧が規定値以上になると、図のようにアクチュエータのダイヤフラムが過給圧によって押され、ウェスト・ゲート・バルブが開いて排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして流れるので、タービン・ホイール及びコンプレッサ・ ホイールの 回転速度が低下する。

(2) 2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは,過給圧が規定値になると,過給圧の一部を排気側へ逃がし,過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

不適切

急加速時など過給が必要な場合であっても、必要以上に過給圧が高くなるとノッキングなどの弊害が発生するため、過給圧が規定値になると、過給圧の一部を吸入側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

(3) ターボ・チャージャに用いられるコンプレッサ・ホイールの回転速度は,タービン・ホイールの回転速度の2倍である。

不適切

タービン・ホイールが回転すると同軸上にあるコンプレッサ・ホイールが回転し、エア・クリーナを通った吸入空気は圧縮されてコンプレッサ・ハウジングから吐出され、圧縮空気としてシリンダ内に供給される。

(4) 2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは,ロータ1回転につき4回の吸入・吐出が行われる。

適切

よって答えは4