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下表に示す第4類危険物について,保管数量等の変更を行った場合の記述として.不適切なものは次のうちどれか。
品名 |
保管数量 |
品名 |
保管数量 |
エンジン・オイル |
1200ℓ |
ブレーキ液 |
1000ℓ |
ミッツション・オイル |
600ℓ |
ガソリン |
20ℓ |
デフ・オイル |
300ℓ |
灯油 |
200ℓ |
不凍液 |
200ℓ |
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|
(1)ブレーキ液の保管数量を800ℓへ変更する場合は,指定数量未満として市町村で定める条例に従って保管又は取り扱いを行う。
(2)エンジン・オイルの保管数量を1,400ℓへ変更する場合は.指定数量未満として市町村で定める条例に従って保管又は取り扱いを行う。
(3)ガソリンの保管数量を30ℓへ変更する場合は,消防法で定める手続きを行う。
(4)灯油の保管数量を100ℓへ変更し軽油を100ℓ新たに保管する場合は,消防法で定める手続きを行う。
解く
参考
第四類危険物の保管指定数量(危険物の規制に関する政令別表第三:抜粋)
分類 |
品名 |
指定数量 |
第1石油類 |
ガソリン (アルコール) |
200ℓ (400ℓ) |
第2石油類 |
灯油 |
1000ℓ |
第3石油類 |
2000ℓ |
|
第3石油類 |
(不凍液) ポリグリコールエーテル (ブレーキ液) |
4000ℓ |
第4石油類 |
エンジンオイル ミッションオイル デフオイル 塗料類 |
6000ℓ |
変更前
2100/6000+1200/4000+20/200+200/1000=0.35+0.3+0.1+0.2=0.95
指定数量と聞くと多くの人は危険物第4類の数量を思い浮かべるかもしれませんが、危険物1類から6類までのすべての物質に指定数量は定められています。
指定数量が1倍以上であれば許可申請や危険物取扱者が必須など消防法の適用を受けますが、指定数量が1未満であれば市町村の火災予防条例の規制で済みます。
(1)ブレーキ液の保管数量を800ℓへ変更する場合は,指定数量未満として市町村で定める条例に従って保管又は取り扱いを行う。
2100/6000+1000/4000+20/200+200/1000=0.35+0.25+0.1+0.2=0.90
(2)エンジン・オイルの保管数量を1,400ℓへ変更する場合は.指定数量未満として市町村で定める条例に従って保管又は取り扱いを行う。
2300/6000+1200/4000+20/200+200/1000=0.39+0.3+0.1+0.2=0.99
(3)ガソリンの保管数量を30ℓへ変更する場合は,消防法で定める手続きを行う。
2100/6000+1200/4000+30/200+200/1000=0.35+0.3+0.15+0.2=1
(4)灯油の保管数量を100ℓへ変更し軽油を100ℓ新たに保管する場合は,消防法で定める手続きを行う。
品名 |
保管数量 |
品名 |
保管数量 |
エンジン・オイル |
1200ℓ |
ブレーキ液 |
1000ℓ |
ミッツション・オイル |
600ℓ |
ガソリン |
20ℓ |
デフ・オイル |
300ℓ |
灯油 |
100ℓ |
不凍液 |
200ℓ |
100ℓ |
2100/6000+1200/4000+20/200+200/1000=0.35+0.3+0.1+0.2=0.95
よって答えは(4)