自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

防火・防災:令和3年3月実施1級小型問題43

自動車整備士資格の勉強始めました

 

防火・防災に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)消防法によると,ポリグリコールエーテル(ブレーキ液)は第3石油類に,ミッション・オイルは第4石油類に分類される。

 

 

(2)指定数量の異なる二つ以上の危険物を同一の場所で保管又は取り扱う場合,保管するそれぞれの危険物の数量をその指定数量で割り,それらの数値の合計が1未満であれば,指定数量未満として市町村で定める条例に従う。

 

 

(3)固体の燃焼のうち蒸発燃焼とは,固体が加熱されて熱分解が起こり,可燃性ガスが発生して燃焼するもので,石炭の燃焼がこれに該当する。

 

(4)消火器のラベルで黄色のものは,適用火災が油火災(B火災用)であることを示し青色のものは,適用火災が電気火災(C火災用)であることを示している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解く

 

(1)消防法によると,ポリグリコールエーテル(ブレーキ液)は第3石油類に,ミッション・オイルは第4石油類に分類される。

適切

第四類危険物の保管指定数量(抜粋)

分類

品名

指定数量

第1石油類

ガソリン

ベンジン

(アルコール)

200ℓ

(400ℓ)

第2石油類

灯油

軽油

1000ℓ

第3石油類

重油

2000ℓ

第3石油類

エチレングリコール

(不凍液)

ポリグリコールエーテル

(ブレーキ液)

4000ℓ

第4石油類

エンジンオイル

ミッションオイル

デフオイル

塗料類

 6000ℓ

 

(2)指定数量の異なる二つ以上の危険物を同一の場所で保管又は取り扱う場合,保管するそれぞれの危険物の数量をその指定数量で割り,それらの数値の合計が1未満であれば,指定数量未満として市町村で定める条例に従う。

適切

市町村で定める条例:市町村火災予防条例

 

(3)固体の燃焼のうち蒸発燃焼とは,固体が加熱されて熱分解が起こり,可燃性ガスが発生して燃焼するもので,石炭の燃焼がこれに該当する。

 適切

燃焼

 

気体の燃焼

内容

定常燃焼

混合燃焼ーあらかじめ可燃性気体と空気が混合しているものが燃焼する

非混合燃焼ー可燃性気体が大気中に噴出して燃焼するもの

非定常燃焼

可燃性気体と空気の混合物が密閉容器中にある時に点火されると,燃焼の速さが急激に

増加して,爆発的に燃焼するもので,爆発燃焼ともいう。

液体の燃焼

内容

蒸発燃焼

石油等の可燃性気体は,液面から蒸発する可燃性蒸気が空気と混合して燃焼するので蒸発燃焼という。

引火点,発火点

燃焼の下限界の温度を引火点という。また,液体が自然に燃焼し始める温度を発火点といい,整備工場で

中将使われるものは次のようになっている。

物質名

引火点(℃)

発火点(℃)

ガソリン

-43~-20

約300

軽油

50~60

約250

灯油

30~60

約250

個体の燃焼

内容

表面燃焼

個体の表面で高温を保ちながら燃焼するもの(木炭,金属粉の燃焼等

分解燃焼

個体が加熱されて熱分解が起こり,可燃性ガスが発生して燃焼するもの(木材,石炭,紙の燃焼等)

自己燃焼

分解燃焼のうち,空気を必要としないで,その物質中の酸素によって燃焼するもの(火薬,爆薬等)

蒸発燃焼

個体が加熱されて可燃性ガスが発生して燃焼するもの(ナフタリン,硫黄等)

 

 

(4)消火器のラベルで黄色のものは,適用火災が油火災(B火災用)であることを示し青色のものは,適用火災が電気火災(C火災用)であることを示している。

 

適切