問題3
ここにある装置(リヤ・ワイパ・シミュレータ)は,下記の不具合が発生している自動車のワイパ回路の端子電圧を再現しており,その電圧をチェック・ボックスの測定端子に出力しています。
次の各問に答えなさい。なお,必要事項は,台上の留意事項に示してあります。
留 意 事 項 問題3 ① 試験は着席した状態で行うこと。 ② リヤ・ワイパ・シミュレータ(実物写真)は下図のとおりである。
留 意 事 項 問題3 問2 ① 電圧測定は,チェック・ボックスに設けた指定した測定端子 だけで行うこと。 ② チェック・ボックスの番号と,回路図内の番号は,同じです。 ③ 測定は,電圧レンジのみを用いること。 ④ 測定端子番号8,9,11,12の測定値は,ワイパ・アームが 規定停止位置以外の箇所で読み取ること。 |
不具合の状況等
・ワイパが正常に作動しない。
問1
リヤ・ワイパ・シミュレータの不具合現象について,ワイパ・スイッチをLO,HI及びワイパの作動中からOFFにした場合の作動を確認し,作動状態について,下表の該当欄の何れかを〇印で囲みなさい。
問2
ワイパの不具合箇所を特定するために,ワイパ・スイッチを下表の条件で操作したとき,回路図上の各測定端子とボデー・アース(測定端子30間の電圧(数値が未記入の欄)を,チェック・ボックスの各端子で測定しなさい。
測定値は,下表の該当欄に数値で小数点以下を切り捨てて記入しなさい。
ワイパースイッチOFF
ワイパースイッチLo
ワイパースイッチHi
ワイパースイッチLo→OFF→停止
ワイパースイッチHi→OFF→停止
・ワイパ・モータ内の接点は,ワイパ・アームの規定停止位置では,回路図に示すとおり下側に接しており,規定停止位置以外では上側に接する。
・間欠制御回路のM端子は,ワイパ・モータの作動状態を監視しており,異常と判断した場合はフェイルセーフへ移行する。
正常時
問3
これまでの結果から,絞り込みを行って不具合箇所と不具合状態を,下表の記入例にならって解答欄に記入しなさい。
ただし,不具合箇所の解答は,「配線」と判断した場合には回路図上の1~12及び30の番号の中から選んで記入し,
「部品」と判断した場合には,三つの中から一つを選んで〇印で囲みなさい。
また,不具合状態の解答は,該当するものを一つ選んで〇印で囲みなさい。
例
ワイパースイッチHi