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図に示すAT車のDレンジにおける自動変速線図に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1) 第1速状態で走行中,スロットル・バルブを全開で加速走行したとき,第2速にアップ・シフトする車速は約50km/hである。
(2) 第2速状態で走行中,スロットル・バルブを全閉にして減速したとき,第1速にダウン・シフトする車速は約13km/hである。
(3) 第3速状態で走行中,スロットル・バルブ開度4/8を保ちながら加速走行したとき,第4速にアップ・シフトする車速は約100km/hである。
(4) 第4速の80km/hで走行中,スロットル・バルブ開度2/8の状態から,スロットル・バルブ開度7/8に踏み込んだとき,第2速にダウン・シフトする。
解く
(1) 第1速状態で走行中,スロットル・バルブを全開で加速走行したとき,第2速にアップ・シフトする車速は約50km/hである。
適切
(2) 第2速状態で走行中,スロットル・バルブを全閉にして減速したとき,第1速にダウン・シフトする車速は約13km/hである。
適切
(3) 第3速状態で走行中,スロットル・バルブ開度4/8を保ちながら加速走行したとき,第4速にアップ・シフトする車速は約100km/hである。
適切
(4) 第4速の80km/hで走行中,スロットル・バルブ開度2/8の状態から,スロットル・バルブ開度7/8に踏み込んだとき,第2速にダウン・シフトする。
不適切
まだ3速領域
よって答えは(4)
キック・ダウン
Dレンジや2レンジで走行中に急加速を必要とする場合など、アクセル・ペダルを深く踏み込むと、ダウン・シフトされ所要の加速力が得られる。このようにアクセル・ぺダルを深くまで踏み込むことにより、強制的にダウン・シフトすることをキック・ダウンという。
図に示すキック・ダウン域がそれに当たるもので、A線は2速、3速又は4速で走行中、1速へのダウン・シフトの可能限界車速であり、B線は3速又は4速から2速、のダウン・シフトの可能限界車速を示している。また、C線は4速から3速、のダウン・シフトの可能限界車速である。