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自動車整備士資格試験を解く

平成20年11月実施検定1級小型問題39:EPSの車速センサ回路

39

図に示すEPSの車速センサ回路において,走行中EPS警告灯が点灯して車速センサ異常のコードが表示された場合の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。なお,電圧計側にはアナログ・テスタを用いた。

(1)走行中スピードメータは正常に作動していた。車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1,V2の電圧が共に5VであったのでECUの異常と判断した。

(2)車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1の電圧が0V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間が断線していると判断した。

(3)走行中にV1の電圧が約2.5V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間の断線と判断した。

(4)走行中にV1,V2の電圧が共に5Vであったので,車速センサの異常と判断した。

 

解く

(1)走行中スピードメータは正常に作動していた。車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1,V2の電圧が共に5VであったのでECUの異常と判断した。

適切

(2)車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1の電圧が0V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間が断線していると判断した。

適切

(3)走行中にV1の電圧が約2.5V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間の断線と判断した。

不適切

V1の電圧が約2.5Vにならない

分岐点AとECU間の断線と判断すべき。

(4)走行中にV1,V2の電圧が共に5Vであったので,車速センサの異常と判断した。

適切

よって答えは3