39
図に示すEPSの車速センサ回路において,走行中EPS警告灯が点灯して車速センサ異常のコードが表示された場合の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。なお,電圧計側にはアナログ・テスタを用いた。
(1)走行中スピードメータは正常に作動していた。車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1,V2の電圧が共に5VであったのでECUの異常と判断した。 |
(2)車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1の電圧が0V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間が断線していると判断した。 |
(3)走行中にV1の電圧が約2.5V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間の断線と判断した。 |
(4)走行中にV1,V2の電圧が共に5Vであったので,車速センサの異常と判断した。 |
解く
(1)走行中スピードメータは正常に作動していた。車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1,V2の電圧が共に5VであったのでECUの異常と判断した。
適切
(2)車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1の電圧が0V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間が断線していると判断した。
適切
(3)走行中にV1の電圧が約2.5V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間の断線と判断した。
不適切
V1の電圧が約2.5Vにならない
分岐点AとECU間の断線と判断すべき。
(4)走行中にV1,V2の電圧が共に5Vであったので,車速センサの異常と判断した。 |
適切 |
よって答えは(3)