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作業上の注意事項に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)グラインダを用いてその日の作業を始めるときは,30秒間以内の空転試験を行い,と石の回転正面に立って異音や異常振動のないことを確認する。
(1)グラインダを用いてその日の作業を始めるときは,30秒間以内の空転試験を行い,と石の回転正面に立って異音や異常振動のないことを確認する。
(2)2柱式のオート・リフトでは,タイヤが約50cm程度浮上したところで,車両を軽く押して安定しているか確認し,受け台が確実にセットされているかを確認する。
(3)卓上ボール盤及び電気ドリルを用いた作業のときは,事故やけがを防止するため,手袋をはめて作業し,ドリルと共回りする恐れのあるものは,加工物をバイスに取り付けて作業する。
(4)チェーン・ブロック及び電動ホイストの移動操作は,つり上げた物体から離れた位置で行い,つり上げた物体の下には入らない。
解く
(1)グラインダを用いてその日の作業を始めるときは,30秒間以内の空転試験を行い,と石の回転正面に立って異音や異常振動のないことを確認する。
不適切
機械設備関係の取り扱い
(1)グラインダ(自由研削用)の保守管理と安全な研削作業
①研削作業
㋑その日の作業を開始する前には,.1分間以上の空転試験を行い,安全な位置で異音,異常振動のないことを確認する。(空転試験を行うときは,必ず体を正面位置から避けて行う。)
㋺保護めがね,防じんマスクを必す着用する。(ハンド・グラインダも同じ。)
㋩安全力バーのないものは,絶対に使用しない。
㊁スパーク・ブレーカ,ワーク・レストと「と石」のすき間を調整して使用する。
㋭「と石」の指定使用面(側面)以外は絶対に使用しない。
㋬研削粉の飛散する方向に人がいないことを確認し,衝撃を与えないように使用する。
②「と石」の取り替え
㋑氏名されたもの特別教育修了者一以外は,「と石」の取り替為試運転は行えない。
㋺試運転は,3分間以上行い,異音,異常振動のないことを確認する。
㋩「と石」製造者の検査表のついていない「と石」は使用しない。
(2)2柱式のオート・リフトでは,タイヤが約50cm程度浮上したところで,車両を軽く押して安定しているか確認し,受け台が確実にセットされているかを確認する。
不適切
オート・リフト(2柱式)
①規程以上の荷重を掛けない。
②各車種で決められた位置に,受け台をバランスよく確実にセットする。
③タイヤが10cm程度浮上したところで,フロント・ボンネットを両手で軽く押して,車が安定しているか確認し,受け台が確実にセットされていることを確認する。
④周囲を確認の上,昇降レバーを操作する。作動中は車の下には入らないや
⑤第4柱リフトは,タイヤの前後に必ず輪止めをする。
⑥定められた保守管理を欠かさない。
(3)卓上ボール盤及び電気ドリルを用いた作業のときは,事故やけがを防止するため,手袋をはめて作業し,ドリルと共回りする恐れのあるものは,加工物をバイスに取り付けて作業する。
不適切
卓上ポール盤及び電気ドリル
①手袋をはめて作業をしない。
②ドリルは,確実に取り付ける。
③穴あけ位置にポンチを打つ。
④ドリルと共回りする恐れのあるものは,加工物をバイスに取り付けて作業する。
⑤無理な力を掛けて作業しない。また,貫通前は,強く押えないようにする。
⑥回転中の刃物には,絶対に触れない。
⑦引火,爆発の恐れのある物質(ガソリン,ラッカ,ペイント,ガス等)のある場所では使用しない。
(4)チェーン・ブロック及び電動ホイストの移動操作は,つり上げた物体から離れた位置で行い,つり上げた物体の下には入らない。
適切
チェーン・ブロック及び電動ホイスト
①許容荷重を超えるものはつらない。
②つり方の支持方法,構造の強度は十分確認する。
③ワイヤ・ロープの掛け方をよく考え,ワイヤ・ロープに無理な力が掛からないようにする。
④つり上げ操作をする人と玉掛け(つり上げる物体をセット)する人とが違う場合は,互いに合図を確実にする。
⑤つり上げた物体の下には,入らない。
⑥チェーン・プロック,ホイストの移動操作は,つり上げた物体から離れた位置で行う。
⑦ホイストは,定められた保守管理を欠かさない。
よって答えは(4)