自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

平成15年実施1級小型問題検定:整備作業を安全に行うための注意事項

整備作業を安全に行うための注意事項として、適切なものは次のうちどれか。

 

(1)電気ドリルで部品に穴あけ作業をするときは,ドリルから手のケガを防ぐために必ず手袋を着用する。

(2)グラインダの「と石」の取り替えは,指名された者(特別教育終了者)の指示がある場合以外は行ってはいけない。

(3)バッテリを充電しているときは,水素ガスと酸素ガスが発生するので,バッテリ・キャップを閉め,タバコ等の火気を近づけない。

(4)ガレージ・ジャッキで自動車をジャッキ・アップするときは輪止めを適切に使用し,また,ジャッキを移動させない。

 

解く

(1)電気ドリルで部品に穴あけ作業をするときは,ドリルから手のケガを防ぐために必ず手袋を着用する。

不適切

卓上ボール盤及び電気ドリル

①手袋をはめて作業をしない。

②ドリルは,確実に取り付ける。

③穴あけ位置にポンチを打つ。

④ドリルと共回りする恐れのあるものは,加工物をバイスに取り付けて作業する。

⑤無理な力を掛けて作業しない。また,貫通前は,強く押えないようにする。

⑥回転中の刃物には,絶対に触れない。

⑦引火,爆発の恐れのある物質(ガソリン,ラッカ,ペイント,ガス等)のある場所では使用しない。

 

 

(2)グラインダの「と石」の取り替えは,指名された者(特別教育終了者)の指示がある場合以外は行ってはいけない。

不適切

グラインダ(自由研削用)の保守管理と安全な研削作業

①研削作業

㋑その日の作業を開始する前には,.1分間以上の空転試験を行い,安全な位置で異音,異常振動のないことを確認する。(空転試験を行うときは,必ず体を正面位置から避けて行う。)

㋺保護めがね,防じんマスクを必す着用する。(ハンド・グラインダも同じ。)

㋩安全力バーのないものは,絶対に使用しない。

㊁スパーク・ブレーカ,ワーク・レストと「と石」のすき間を調整して使用する。

㋭「と石」の指定使用面(側面)以外は絶対に使用しない。

㋬研削粉の飛散する方向に人がいないことを確認し,衝撃を与えないように使用する。

②「と石」の取り替え

㋑氏名されたもの特別教育修了者一以外は,「と石」の取り替為試運転は行えない。

㋺試運転は,3分間以上行い,異音,異常振動のないことを確認する。

㋩「と石」製造者の検査表のついていない「と石」は使用しない。

 

 

(3)バッテリを充電しているときは,水素ガスと酸素ガスが発生するので,バッテリ・キャップを閉め,タバコ等の火気を近づけない。

不適切

充電器の取り扱い

①バッテリは慎重に取り扱い,バッテリ液が衣服,肌に付着しないように注意する。(バッテリ液が肌についた場合は,すぐに水で洗い流す。)

②充電器のON,OFFは,バッテリに接続コードを接続した状態で行う。

③充電中のバッテリは,水素ガスと酸素ガスが発生するので,火気を絶対に近付けない。また,バッテリ・キャップは,外しておく。

④充電作業は,換気のよい場所で行う。

 

 

(4)ガレージ・ジャッキで自動車をジャッキ・アップするときは輪止めを適切に使用し,また,ジャッキを移動させない。

適切

ガレージ・ジャッキ

ジャッキは自動車専用のもので,リジッド・ラックの代用等,ほかの用途に使用しない。

使用場所は,平らで強固な床面であること。

ジャッキ・アップするときは,輪止めを適切に使用する。

ジャッキ・アップする場合,各車種で決められたジャッキ・アップ・ポイントが,受け皿の中心に掛かるようにする。

ジャッキ・アップしたままで作業するときは、必ずリジッド・ラックを併用する。

自動車をジャッキ・アップしたままで,ジャッキを移動させない。

 

よって答えは4