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自動車にかかわる環境問題と環境保全への取り組み:平成27年3月実施1級小型問題43

自動車整備士資格の勉強始めました

↑リンク腕試し過去問で

 

自動車にかかわる環境問題と環境保全への取り組みに関する記述として,不通切なものは次のうちどれか。


(1)地球温暖化に対応するため,自動車の燃料消費率の向上,クリーン・エネルギ車の開発,エコ・ドライブの励行,使用済自動車解体時やカー・エアコン修理時のフロン大気放出の抑止(回収,破壊)等が行われている。


(2)アスベストは,強じんで耐久性に優れることから,自動車ではブレーキ,クラッチの摩擦材に使われてきたが,この粉じんを吸い込むと健康を害することから,現在は全廃されている。


(3)化石燃料の燃焼によって発生する物質の中で,特にNOX,PM,光化学オキシダント等は大都市を中心に大気汚染の原因となって呼吸器障害等の原因となるため,排出ガスの浄化,工場排煙のクリーン化等が行われている。


(4)ph4という強酸性雨によって,森林の立ち枯れ,湖沼の生物への影響に加えて,自動車の塗面を侵す等,自動車にも被害が生じるため,自動車整備工場では工場排水浄化槽の設置が進んでいる。

 

解く
(1)地球温暖化に対応するため,自動車の燃料消費率の向上,クリーン・エネルギ車の開発,エコ・ドライブの励行,使用済自動車解体時やカー・エアコン修理時のフロン大気放出の抑止(回収,破壊)等が行われている。
適切
(2)アスベストは,強じんで耐久性に優れることから,自動車ではブレーキ,クラッチの摩擦材に使われてきたが,この粉じんを吸い込むと健康を害することから,現在は全廃されている。
適切
(3)化石燃料の燃焼によって発生する物質の中で,特にNOX,PM,光化学オキシダント等は大都市を中心に大気汚染の原因となって呼吸器障害等の原因となるため,排出ガスの浄化,工場排煙のクリーン化等が行われている。
適切
(4)ph4という強酸性雨によって,森林の立ち枯れ,湖沼の生物への影響に加えて,自動車の塗面を侵す等,自動車にも被害が生じるため,自動車整備工場では工場排水浄化槽の設置が進んでいる。
不適切
工場排水浄化槽の設置は水質汚濁の防止。問題文は酸性雨

環境保全への取り組み

 

環境問題

環境物質

取り組み内容

地球的問題

オゾン層の破壊

特定フロン(CFC12

使用済み自動車解体時,カー・エアコン修理時のフロン大気放出の抑止(回収,破壊)等

地球的問題

地球温暖化

CO2

燃料消費率の向上,クリーン・エネルギ車開発,エコ・ドライブの励行等

地球的問題

地球温暖化

代替フロンHFC134a)

使用済み自動車解体時,カー・エアコン修理時のフロン大気放出の抑止(回収,破壊)等

局地的問題

廃棄物

産業廃棄物

使用済み自動車

リサイクルの推進,リサイクルしやすい車の開発,廃棄物の量の削減等

局地的問題

大気汚染

排出ガス,焼却炉排煙等

排出ガスの浄化,工場排煙のクリーン化等

局地的問題

水質汚濁

工場排水等

オイル類,エンジン冷却水等の回収処理,工場排水浄化槽の設置等

局地的問題

粉塵

ディーゼル黒煙

アスベスト粉塵等

ディーゼル排出ガスの浄化,アスベスト材の使用撤廃等

局地的問題

騒音・振動

エンジン振動・騒音,排気騒音

タイヤ騒音等

エンジン本体の改良,エンジンルームの遮蔽,マフラの改良,タイヤ構造の改良等