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図に示すEPSのモード切り替えスイッチ回路の故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)「標準モード」と「軽めモード」において,V4とV5に電圧が発生しない場合は,EPS・ECU本体の不良,信号線Bの短絡が考えられるが,モード切り替えスイッチの不良は考えられない。
(2)「重めモード」が作動しない車両において,「標準モード」でV1とV2に電圧が発生し,「重めモード」へ切り替えたときにV1とV2に電圧が発生しない場合,EPS・ECU本体の不良,モード切り替えスイッチの不良が考えられる。
(3)「標準モード」において,V1,V2,V4,V5に電圧が発生し「重めモード」と「軽めモード」のそれぞれに切り替えたときに,V1からV5の全てに電圧が発生しない場合は,信号線Aと信号線Bとの線間短絡が考えられる。
(4)「重めモード」において,V1,V2,V4,V5に電圧が発生し,「軽めモード」へ切り替えたときにV4とV5ともに電圧が発生しない場合は,モード切り替えスイッチのアース線の断線が考えられる。
解く
(1)「標準モード」と「軽めモード」において,V4とV5に電圧が発生しない場合は,EPS・ECU本体の不良,信号線Bの短絡が考えられるが,モード切り替えスイッチの不良は考えられない。
不正解
正常
EPS・ECU本体の不良
信号線Bの短絡：地絡
モード切り替えスイッチの不良：内部短絡：考えられる
(2)「重めモード」が作動しない車両において,「標準モード」でV1とV2に電圧が発生し,「重めモード」へ切り替えたときにV1とV2に電圧が発生しない場合,EPS・ECU本体の不良,モード切り替えスイッチの不良が考えられる。
不正解
EPS・ECU本体の不良：断線で考えられる場合がある。
モード切り替えスイッチの不良：どうやっても考えられない
(3)「標準モード」において,V1,V2,V4,V5に電圧が発生し「重めモード」と「軽めモード」のそれぞれに切り替えたときに,V1からV5の全てに電圧が発生しない場合は,信号線Aと信号線Bとの線間短絡が考えられる。
正解
（２）の解説、３番目の短絡事象
(4)「重めモード」において,V1,V2,V4,V5に電圧が発生し,「軽めモード」へ切り替えたときにV4とV5ともに電圧が発生しない場合は,モード切り替えスイッチのアース線の断線が考えられる。
不正解
よって答えは （3）
