アクチュエータに関する記述:平成29年3月実施1級小型問題1
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アクチュエータに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)リニアDCブラシレス・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,バイポーラ駆動方式とユニポーラ駆動方式とがあり,電流で回転速度を,周波数で出力トルクを制御できるため,高い精度の制御を可能にするモータである。
(2)イグニション・コイルは,スイッチング駆動アクチュエータのトランスフォーマに該当し,ステップ・アップのトランスフォーマが用いられており,自己誘導作用で一次コイルに入力した電圧を相互誘導作用で二次コイルに発生させている。
(3)ステッピング・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,駆動回路のインバータで直流を三相交流に変換して活用するもので,フィールド・コイルの代わりにパーマネント・マグネット(永久磁石)を用いたものが多く使用されている。
(4)リニアDCブラシ・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,モータを駆動する場合には,PWMを利用したデューティ比による駆動電圧変化を用いるより,駆動電圧の絶対値を連続的に可変させる方法を用いた方が,電力損失が少なく駆動効率が高い。
解く
(1)リニアDCブラシレス・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,バイポーラ駆動方式とユニポーラ駆動方式とがあり,電流で回転速度を,周波数で出力トルクを制御できるため,高い精度の制御を可能にするモータである。
不適切
適切な内容に訂正
(1)リニアDCブラシレス・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,バイポーラ駆動方式とユニポーラ駆動方式とがあり,周波数で回転速度を,電流で出力トルクを制御できるため,高い精度の制御を可能にするモータである。
(2)イグニション・コイルは,スイッチング駆動アクチュエータのトランスフォーマに該当し,ステップ・アップのトランスフォーマが用いられており,自己誘導作用で一次コイルに入力した電圧を相互誘導作用で二次コイルに発生させている。
適切
(3)ステッピング・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,駆動回路のインバータで直流を三相交流に変換して活用するもので,フィールド・コイルの代わりにパーマネント・マグネット(永久磁石)を用いたものが多く使用されている。
不適切
適切な内容に訂正
(3)リニアDCブラシレス・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,駆動回路のインバータで直流を三相交流に変換して活用するもので,フィールド・コイルの代わりにパーマネント・マグネット(永久磁石)を用いたものが多く使用されている。
ステッピング・モータは,ロータにパーマネント・マグネットを用いたもの,ロータにギヤ(ポール)形状のバリアブル・リアクタンスを用いたもの,ギヤ(ポール)形状の可変磁性体ロータとパーマネント・マグネットを使ったハイブリッド式のものが用いられ,スロットル・バルブ制御などに使用されている。 これらのステッピング・モータは,高い精度の制御を可能にするモータで,パルス・レート(参考:周波数(パルス数/秒)とは少し異なる)に同期して回転し,パルス・レートを変えることで,パルス・レートに応じた回転数及び回転角度の制御を行う。
(4)リニアDCブラシ・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,モータを駆動する場合には,PWMを利用したデューティ比による駆動電圧変化を用いるより,駆動電圧の絶対値を連続的に可変させる方法を用いた方が,電力損失が少なく駆動効率が高い。
不適切
適切な内容に訂正
(4)リニアDCブラシ・モータは,リニア駆動アクチュエータに該当し,モータを駆動する場合には,PWMを利用したデューティ比による駆動電圧変化を用いる方が,駆動電圧の絶対値を連続的に可変させる方法を用いたものより,電力損失が少なく駆動効率が高い。
よって答えは(2)