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圧縮天然ガス(CNG)自動車の構成部品に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)CNGレギュレータは,CNGボンベから高圧(約20MPa)で送られてきたCNGを,適正噴射圧へ調整,減圧するものである。
(2)燃料遮断弁は,燃料が極めて高圧であるため安全性を考慮し,弁構造には2段制御式が用いられている。
(3)燃料フィルタの下部には,オイルなど不純物除去用のドレーン・プラグが設けられている。
(4)圧力(燃料)計は,充てん直後は圧縮に伴うガス温度低下によりガス圧が大きく(多目に)表示される。
解く
(1)CNGレギュレータは,CNGボンベから高圧(約20MPa)で送られてきたCNGを,適正噴射圧へ調整,減圧するものである。
適切
(2)燃料遮断弁は,燃料が極めて高圧であるため安全性を考慮し,弁構造には2段制御式が用いられている。
適切
(3)燃料フィルタの下部には,オイルなど不純物除去用のドレーン・プラグが設けられている。
適切
(4)圧力(燃料)計は,充てん直後は圧縮に伴うガス温度低下によりガス圧が大きく(多目に)表示される。
不適切
・小型充てん機で充てんした場合,充てん時間は数時間を要し,圧縮に伴うガス温度の上昇により,充てん直後のガス圧力(指針)は大きく表示される。ガス温度の低下と共に燃料計の圧力(指針)は, 2 MPa 前後低下する。この現象はガス漏れではない。
よって答えは(4)