圧縮天然ガス(CNG)自動車に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)エンジンが始動すると,CNGボンベ側とエンジン側の燃料遮断弁が開き,CNG燃料は低圧のまま5ウェイ・コネクタを通り,手動燃料遮断弁(通常は開),更に,燃料フィルタを通過しCNGレギュレータでインジェクタ噴射圧力まで増圧され,各気筒のCNGインジェクタから燃焼室に噴射される。
(2)燃圧センサのうち,ボンべ側の燃圧センサは,CNG燃料が大量に漏えいしたときに,CNG警告灯を点滅させるとともにCNGボンベ側の燃料遮断弁をOFF(閉)にさせる。また,エンジン側の燃圧センサは,CNG燃料の噴射量の制御用としてCNG燃料の圧力を検出している。
(3)燃温センサは,CNGボンべ側か,もしくはエンジン側のどちらか片方に設けられており,いずれの場合も燃料温度検出方法にはサーミスタを用いているのが一般的である。
(4)ガソリン・エンジンをベースにした天然ガス専用車では.CNG燃料のためフューエル・ポンプ駆動制御は行われていないが,ガソリン自動車同様にキャニスタ・パージ制御が行われている。
解く
(1)エンジンが始動すると,CNGボンベ側とエンジン側の燃料遮断弁が開き,CNG燃料は低圧のまま5ウェイ・コネクタを通り,手動燃料遮断弁(通常は開),更に,燃料フィルタを通過しCNGレギュレータでインジェクタ噴射圧力まで増圧され,各気筒のCNGインジェクタから燃焼室に噴射される。
不適切
(3)エンジンが始動すると,CNGボンベ側とエンジン側の燃料遮断弁が開き,CNG燃料は高圧のまま5ウェイ・コネクタを通り,手動燃料遮断弁(通常は開),更に,燃料フィルタを通過し,CNGレギュレータでインジェクタ噴射圧力まで減圧され,各気筒CNGインジェクタから燃焼室に噴射される。
(2)燃圧センサのうち,ボンべ側の燃圧センサは,CNG燃料が大量に漏えいしたときに,CNG警告灯を点滅させるとともにCNGボンベ側の燃料遮断弁をOFF(閉)にさせる。また,エンジン側の燃圧センサは,CNG燃料の噴射量の制御用としてCNG燃料の圧力を検出している。
適切
(3)燃温センサは,CNGボンべ側か,もしくはエンジン側のどちらか片方に設けられており,いずれの場合も燃料温度検出方法にはサーミスタを用いているのが一般的である。
不適切
CNGボンベ側とエンジン側の両方に設けられている。
(4)ガソリン・エンジンをベースにした天然ガス専用車では.CNG燃料のためフューエル・ポンプ駆動制御は行われていないが,ガソリン自動車同様にキャニスタ・パージ制御が行われている。
不適切
キャニスタ・パージ制御が行われていない。
よって答えは 2