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自動車整備士資格試験を解く

平成21年3月実施1級小型問題11:CAN通信

11

CAN通信に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1)CANバスを構成する通信線として用いられているツイスト・ペア線は,耐ノイズ性に優れているため,通信線にノイズが乗ることはない。

 

(2)高速CAN通信のメイン・バス・ラインには,一つの終端抵抗が用いられている。

 

(3)ISO規格に定められているCAN通信でデジタル信号「0」の領域は,メッセージの送受信の作動が行われている状態でドミナントという。

 

(4)デジタル信号を作るにあたって,信号線間の電圧差を用いる方式のものをシングル・エンドといい,信号線と信号アース線間の電圧差を用いる方式のものをディファレンシャル・エンドという。

 

 

解く

(1)CANバスを構成する通信線として用いられているツイスト・ペア線は,耐ノイズ性に優れているため,通信線にノイズが乗ることはない。

不適切

 CAN バスを構成する信号線には,図 のように耐ノイズ性の高いツイスト・ペア線が用いられている。信号線は,常に近接していることからノイズが乗ったときにも, CAN - L 線と, CAN - H 線それぞれに同程度のノイズが乗るため,ノイズによる信号電圧値の変動はあるものの, CAN - L 線と CAN - H 線間の信号電圧差は生じず,影響は少ない。

(2)高速CAN通信のメイン・バス・ラインには,一つの終端抵抗が用いられている。

不適切

(3)ISO規格に定められているCAN通信でデジタル信号「0」の領域は,メッセージの送受信の作動が行われている状態でドミナントという。

適切

(4)デジタル信号を作るにあたって,信号線間の電圧差を用いる方式のものをシングル・エンドといい,信号線と信号アース線間の電圧差を用いる方式のものをディファレンシャル・エンドという。

不適切

 

 デジタル信号を作るにあたって,信号線間の電圧差を用いる方式のものをディファレンシャル・エンドといい,信号線と信号アース線間の電圧差を用いる方式のものをシングル・エンドという。

 

よって答えは3