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令和6年3月実施1級小型問題12:CAN通信に関する記述

12

CAN通信に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1)CAN通信の「メッセージ」のデータ構成の「識別子フィールド」は,送信前に一定の演算を行った結果(演算値)を表し,信号を表したときに受信したユニットが同じ演算を行い,メッセージ中の演算値と照合して通信が正常に受信したかを判定する。

 

(2)低速CAN通信でデジタル信号を作る場合,レセシブ1.5Vの電圧差が発生している状態を「0」,ドミナント3vの電圧差が発生している状態を「1」としている。

 

(3)デジタル信号を作るにあたって,信号線間の電圧差を用いる方式のものをシングル・エンドといい,信号線と信号アース線間の電圧差を用いる方式のものをディファレンシャル・エンドという。

 

(4)高速CAN通信の場合,ECUによりCAN-H線,CANーL線に信号が出力されると,この信号電流は,両端の終端抵抗に流れ,終端抵抗による電圧降下により,CAN-H線及びCANーL線の間には,レセシブ0V,ドミナント2Vの電圧差が発生する。

 

 

 

解く

 

(1)CAN通信の「メッセージ」のデータ構成の「識別子フィールド」は,送信前に一定の演算を行った結果(演算値)を表し,信号を表したときに受信したユニットが同じ演算を行い,メッセージ中の演算値と照合して通信が正常に受信したかを判定する。

不適切

(2)低速CAN通信でデジタル信号を作る場合,レセシブ1.5Vの電圧差が発生している状態を「0」,ドミナント3vの電圧差が発生している状態を「1」としている。

不適切

(3)デジタル信号を作るにあたって,信号線間の電圧差を用いる方式のものをシングル・エンドといい,信号線と信号アース線間の電圧差を用いる方式のものをディファレンシャル・エンドという。

不適切

(4)高速CAN通信の場合,ECUによりCAN-H線,CANーL線に信号が出力されると,この信号電流は,両端の終端抵抗に流れ,終端抵抗による電圧降下により,CAN-H線及びCANーL線の間には,レセシブ0V,ドミナント2Vの電圧差が発生する。

適切

よって答えは4