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令和6年3月実施2級ガソリン問題20:アクスル及びサスペンションに関する記述

20

アクスル及びサスペンションに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1) ヨーイングとは,ボデーの上下の揺れのことである。

(2) 独立懸架式サスペンションは,左右のホイールを1本のアクスルでつなぎ,ホイールに掛かる荷重をアクスルで支持している。

(3) 一般に,車軸懸架式のサスペンションに比べて,独立懸架式のサスペンションの方が,ロール・センタの位置は高い。

(4) 前軸と後軸のロール・センタを結んだ直線をローリング・アキシス(ローリングの軸)という。

 

 

解く

(1) ヨーイングとは,ボデーの上下の揺れのことである。

不適切

(2) 独立懸架式サスペンションは,左右のホイールを1本のアクスルでつなぎ,ホイールに掛かる荷重をアクスルで支持している。

不適切

車軸懸架式

トラックなどに用いられる車軸懸架式サスペンションは、図のように左右のホイールを1本のアクスルでつなぎ、ホイールに掛かる荷重をアクスルて支持するものである。

リヤのアクスルでは、ホイールに掛かる荷重の支持方式として、図(1)のようにアクスル・ハヴジングだけで支持する全浮動式と図(2)のようなアクスル・ハウジングどアクスル・シャフトで支持する半浮動式などがある。

車軸懸架式サスペンションのスプリングには、大型車ではリーフ・スプリングやエア・スプリングなどが用いられ、小型車ではリーフ・スプリングやコイル・スプリングなどが用いられている。

独立懸架式

独立懸架式サスペンションは、図のように左右のホイールが独立して別々に揺動でき、ホイールに掛かる荷重をサスペンション・アームで支持する方式のもので、乗用車をはじめ小型トラックなどに用いられている。

独立懸架式サスペンションのスプリングには、コイル・スプリング、トーション・バー・スプリング及びエア・スプリングなどが用いられている。

(3) 一般に,車軸懸架式のサスペンションに比べて,独立懸架式のサスペンションの方が,ロール・センタの位置は高い

不適切

ローリング

ローリングとは、ボデーの横揺れのことである。ローリングは、ある点を中心として行われるもので、この点をロール・センタといい、その位置はサスペンションの形式により異なるが、一般に図のように車軸懸架式の場合に比べて独立懸架式の方が低くなっている。

(4) 前軸と後軸のロール・センタを結んだ直線をローリング・アキシス(ローリングの軸)という。

適切

フロントが独立懸架式でリヤが車軸懸架式のものでは、図のようにロール・センタの高さが前後で異なり、これを結んだ直線をローリング・アキシス(ローリングの軸)といい、ローリングはこの軸を中心として起きる。

よって答えは4