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令和6年3月実施1級小型問題3:ボルテージ・ドライブ式フューエル・インジェクタ(外部レジスタ付)回路の点検

3

図1に示すボルテージ・ドライブ式フューエル・インジェクタ(外部レジスタ付)回路の点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

ただし,図2に示す測定波形は正常なエンジン回転中のものであり,オシロスコープのTIME/DIVは1msとする。

(1)図2の測定波形から,このインジェクタが実際に燃料を噴射している時間は,2.8msであると考えられる。

 

(2)駆動時,V1は12Vからレジスタでの電圧降下分だけ低くなるが,0Vの場合は,ドライブ・リレーを経由する12V電源線の異常(断線,短絡(地絡))が考えられる。

 

(3)駆動時,V2が図2のインジェクタ駆動電圧特性から外れる場合は,インジェクタのコイルの抵抗値を測定し,この値が正常であれば,アクチュエータ電源線(外部抵抗も含む)の異常が考えられる。

 

(4)駆動停止時のⅤ3に12Vが発生しない場合,エンジンECU本体の異常が考えられる。

 

解く

 

(1)図2の測定波形から,このインジェクタが実際に燃料を噴射している時間は,2.8msであると考えられる。

不適切

1.2㎳くらい

(2)駆動時,V1は12Vからレジスタでの電圧降下分だけ低くなるが,0Vの場合は,ドライブ・リレーを経由する12V電源線の異常(断線,短絡(地絡))が考えられる。

適切


(3)駆動時,V2が図2のインジェクタ駆動電圧特性から外れる場合は,インジェクタのコイルの抵抗値を測定し,この値が正常であれば,アクチュエータ電源線(外部抵抗も含む)の異常が考えられる。

適切

推定される不具合の一つ

駆動時(アイドリング時)の点検

1V2の駆動電圧は,図2に示す電圧特性であること。駆動電圧特性から外れる場合は,アクチュエータの抵抗値などを測定し,アクチュエータが正常であれば,ECU本体の異常,アクチュエータ電源線及び駆動信号線の異常(断線,短絡,接触抵抗などの増大)が推測できる。

 

(4)駆動停止時のⅤ3に12Vが発生しない場合,エンジンECU本体の異常が考えられる。

適切

よって答えは1