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図1に示すボルテージ・ドライブ式フューエル・インジェクタ(外部レジスタ付)回路の点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
ただし,図2に示す測定波形は正常なエンジン回転中のものであり,オシロスコープのTIME/DIVは1msとする。
(1)図2の測定波形から,このインジェクタが実際に燃料を噴射している時間は,2.8msであると考えられる。
(2)駆動時,V1は12Vからレジスタでの電圧降下分だけ低くなるが,0Vの場合は,ドライブ・リレーを経由する12V電源線の異常(断線,短絡(地絡))が考えられる。
(3)駆動時,V2が図2のインジェクタ駆動電圧特性から外れる場合は,インジェクタのコイルの抵抗値を測定し,この値が正常であれば,アクチュエータ電源線(外部抵抗も含む)の異常が考えられる。
(4)駆動停止時のⅤ3に12Vが発生しない場合,エンジンECU本体の異常が考えられる。
解く
(1)図2の測定波形から,このインジェクタが実際に燃料を噴射している時間は,2.8msであると考えられる。
不適切
1.2㎳くらい
(2)駆動時,V1は12Vからレジスタでの電圧降下分だけ低くなるが,0Vの場合は,ドライブ・リレーを経由する12V電源線の異常(断線,短絡(地絡))が考えられる。
適切
(3)駆動時,V2が図2のインジェクタ駆動電圧特性から外れる場合は,インジェクタのコイルの抵抗値を測定し,この値が正常であれば,アクチュエータ電源線(外部抵抗も含む)の異常が考えられる。
適切
推定される不具合の一つ
駆動時(アイドリング時)の点検
図1のV2の駆動電圧は,図2に示す電圧特性であること。駆動電圧特性から外れる場合は,アクチュエータの抵抗値などを測定し,アクチュエータが正常であれば,ECU本体の異常,アクチュエータ電源線及び駆動信号線の異常(断線,短絡,接触抵抗などの増大)が推測できる。
(4)駆動停止時のⅤ3に12Vが発生しない場合,エンジンECU本体の異常が考えられる。
適切
よって答えは(1)