自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和6年3月実施2級ジーゼル問題32:自動車の材料

32

自動車の材料に用いられる非金属に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1) ガラスは,一般に,ケイ砂,ソーダ灰,石灰などを混ぜて約1,600℃に加熱して溶かし,形枠などに入れて冷却して成形する。   

   

(2) FRM(繊維強化金属)は,繊維と金属を結合成形させたもので,強度を向上させるために繊維にはガラス繊維などが,金属には鋳鉄などが用いられる。       

(3) 熱硬化性樹脂は,加熱すると硬くなり,再び軟化しない樹脂で,熱可塑性樹脂は,加熱すると軟らかくなり,冷えると硬くなる樹脂である。

       

(4) 合成樹脂(プラスチック)には,熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とがあり,いずれも軽量で加工しやすく耐食性があるが,金属に比べ機械的性質が劣っている。       

 

解く

(1) ガラスは,一般に,ケイ砂,ソーダ灰,石灰などを混ぜて約1,600℃に加熱して溶かし,形枠などに入れて冷却して成形する。

適切

(2) FRM(繊維強化金属)は,繊維と金属を結合成形させたもので,強度を向上させるために繊維にはガラス繊維などが,金属には鋳鉄などが用いられる。

不適切

アルミニウムやチタン中に,強度や弾性が優れたボロン,タングステン,アルミナ,炭化ケイ素:炭素繊維などを繊維状に複合した材料。 FRM材と称される場合が多い。金属と繊維材との接合性・親和性が良く,熱膨張率がほとんど同じことが望ましく,繊維材表面にアルミナなどでコーティングする方法も採用されている。最初に開発されたボロン繊維強化アルミニウムは,スペースシャトルの部品や,ゴルフのシャフトなどに利用された。最近では炭化ケイ素繊維強化アルミニウムが,航空関係など広い応用範囲で期待されている。

 

(3) 熱硬化性樹脂は,加熱すると硬くなり,再び軟化しない樹脂で,熱可塑性樹脂は,加熱すると軟らかくなり,冷えると硬くなる樹脂である。

適切

(4) 合成樹脂(プラスチック)には,熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とがあり,いずれも軽量で加工しやすく耐食性があるが,金属に比べ機械的性質が劣っている。

適切

 

よって答えは2