自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

振動・騒音(外)③

問題.次の各文は、騒音・振動の故障診断について述べたものである。(   )の中を埋めよ。

 

「100km/h以上で高速走行するとステアリングが振動するので点検して欲しい」との依頼で入庫した。

 

車両仕様

・FR、6気筒エンジンのM/T

・ギャ比トランスミッション5速・・・0.821,デフ・・・4.363

・タイヤ有効半径0.305m(円周率=3.14)

 

お客さまと共に高速道路で不具合現象の確認を行った。

確認結果:ステアリング振動は、約110km/hぐらいから発生し、約130km/hでピークとなった。

振動は、車速110km/hで回転方向の振動がともない、130km/hでは上下方向のみの振動であった。

 

ステアリング振動が車速を上げるにつれて振動も大きくなることに着目し、

原因を

(     ㋑      )と推定して、その点検修正を行った。

 

修正後、ロードテストを行い確認したところ、全体の振動レベルは若干低くなり、車速を上げるにつれて振動が大きくなる現象はなくなったが、満足できるレベルではないため、車両をシャシーダイナモ上にセットし、振動騒音測定器を使いステアリングホイール部で振動を測定したところ、車速110km/h~130km/h(M/T.5速)で振動が発生し、車速110km/hでの振動数が約16Hz、130km/hで約19Hzであった。

約16Hzの振動は

 

(     ㋺    )であり、

 

シェイクの原因を推定するために、車速130km/h時のプロペラシャフト回転数(min-1)を計算してみると

 

(     ㋩   )となり、車速130km/h時の振動が約19Hzであることから

 

(          ㊁           )と推定して点検したところ、

 

  同型同一仕様車と比較して振れが大きかったので部品を交換した。 

交換後、シャシーダイナモ上で確認したところ、入庫時に比べ大巾に振動レベルが低減された。念の為、高速道路て確認したところ、シミー、シェイクともまったく問題のないレベルであった。

 

 

解く

 

タイヤ・ホイールのアンバランス

タイヤ回転数の1次成分

 

110÷3.6=100/3.6(m/s)

0.610×3.14=1.9154

110/3.6÷1.9154=15.952・・・

15.952×4.363=69.601・・・

69.601×0.821=57.142・・・

57.142÷3=19.047・・・

4935min-1

 

130/3.6÷1.9154×4.363×60=4935.348・・・

ドライブシャフトの振れ

 

130/3.6÷1.9154=18.853・・・