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平成19年11月実施検定1級小型問題3:ガソリン・エンジンの空燃比制御に関する文章

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ガソリン・エンジンの空燃比制御に関する文章の正誤の組み合わせとして,適切なものは次の(1)~(4)のうちどれか。

 

(イ)多気筒工ンジンで1気筒だけがプラグの点火不良で失火した場合,未燃焼のガソリンがエキゾースト・マニホールドに流れるため,O2センサはリッチを検出する。そのため,工ンジンECUは失火していない気筒の燃料噴射量を減らし,空燃比を正常にすることで,工ンジンの状態を安定化する。

 

(ロ)吸入空気量の検出装置として,工ア・フロー・メータのみを使用したエンジンとバキューム・センサのみを使用したエンジンとを比較したとき,インテーク・マニホールドとシリンダ・ヘッドとの合わせ面の不良による「エア吸い」が発生した場合,暖機後無負荷アイドリング状態においてO2センサがリーンを検出するのはバキューム・センサのみを使用したエンジンである。

 

(ハ)空燃比フィードバック値,フィードバック学習値とも制御幅が-20%~+20%のエンジン出力が暖機後無負荷アイドリング状態において,空燃比フィードバック値が-2%~+2%で周期的に変動しており,フィードバック学習値が+19%で一定になっている場合ンがO2センサ出力が約0Vで一定になっていることが考えられる。

 

 

(1)(イ)正 (ロ)正 (ハ)正

(2)(イ)正 (ロ)誤 (ハ)正

(3)(イ)誤 (ロ)正 (ハ)誤

(4)(イ)誤 (ロ)誤 (ハ)誤

 

解く

(イ)多気筒工ンジンで1気筒だけがプラグの点火不良で失火した場合,未燃焼のガソリンがエキゾースト・マニホールドに流れるため,O2センサはリッチを検出する。そのため,工ンジンECUは失火していない気筒の燃料噴射量を減らし,空燃比を正常にすることで,工ンジンの状態を安定化する。

不適切

未燃焼のガソリンもあるが、消費されていない酸素も多量にある。

結果的にO2センサはリーンを検出、燃料増量補正を行いさらに悪循環・・・

 

(ロ)吸入空気量の検出装置として,工ア・フロー・メータのみを使用したエンジンとバキューム・センサのみを使用したエンジンとを比較したとき,インテーク・マニホールドとシリンダ・ヘッドとの合わせ面の不良による「エア吸い」が発生した場合,暖機後無負荷アイドリング状態においてO2センサがリーンを検出するのはバキューム・センサのみを使用したエンジンである。

不適切

工ア・フロー・メータも同様

 

(ハ)空燃比フィードバック値,フィードバック学習値とも制御幅が-20%~+20%のエンジン出力が暖機後無負荷アイドリング状態において,空燃比フィードバック値が-2%~+2%で周期的に変動しており,フィードバック学習値が+19%で一定になっている場合、O2センサ出力が約0Vで一定になっていることが考えられる。

不適切

O2センサ出力が約0Vで一定ならば、フィードバック値が-2%~+2%ではなく、+側に大幅に変動する。

 

 

 

(1)(イ)正 (ロ)正 (ハ)正

(2)(イ)正 (ロ)誤 (ハ)正

(3)(イ)誤 (ロ)正 (ハ)誤

(4)(イ)誤 (ロ)誤 (ハ)誤

 

よって答えは4