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自動車整備士資格試験を解く

圧縮天然ガス(CNG)自動車:平成28年3月実施1級小型問題14

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↑リンク腕試し過去問で

圧縮天然ガス(CNG)自動車に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)ガス・ボンベ(容器)の再検査を行う容器検査所の登録を受けた場合は,検査主任者を選任する必要があり,また,検査主任者は,容器再検査又は付属品再検査の実施について監督しなければならない。
(2)CNGボンベ(容器)のうち「継目なし容器」に分類されるものは,アルミニウム合金製のため軽量である反面,「金属ライナ製複合容器」に分類されるものに比べ外力による損傷を受けやすい。
(3)CNG自動車のうちデュアル・フューエル車では,天然ガスとその他の燃料を混合したものを燃料として使用しており,実用例として,天然ガス軽油がある。また,バイ・フューエル車では,天然ガスと他の燃料を切り替えて使用しており,実用例として,天然ガス⇔ガソリンがある。
(4)ガス・ボンベ(容器)の再検査において行う外観検査では,電孤(スパーク)傷,溶接(トーチ)炎,火災などにより発生した熱的損傷を受けた容器は不合格となる。

解く
(1)ガス・ボンベ(容器)の再検査を行う容器検査所の登録を受けた場合は,検査主任者を選任する必要があり,また,検査主任者は,容器再検査又は付属品再検査の実施について監督しなければならない。
適切
検査主任者の選任
・登録を受けたときは,検査主任者を選任し,[検査主任者届出書」及び「製造保安責任者免状」の写し,又は国家 2 級ガソリン又は 2 級ジーゼル自動車整備士などの資格を有することを証する書面を添えて,地区を管轄する都道府県知事へ提出すること。
・検査主任者は,容器再検査又は附属品再検査の実施について監督しなければならない。

(2)CNGボンベ(容器)のうち「継目なし容器」に分類されるものは,アルミニウム合金製のため軽量である反面,「金属ライナ製複合容器」に分類されるものに比べ外力による損傷を受けやすい。
不適切
適切な内容に訂正
(2)CNGボンベ(容器)のうち「金属ライナ製複合容器」に分類されるものは,アルミニウム合金製のため軽量である反面,「継目なし容器」に分類されるものに比べ外力による損傷を受けやすい。

継目なし容器
継目なし容器は,胴部及び底部を金属板の絞り加工などにより成形するカッピング式,金属管を加熱加工するマンネスマン式及び金属塊を熱成形するエルハルト式により製造されている。いずれの場合も,容器には一切の継なぎ目がない図のように一体成型であるため,高圧力やガス漏れに対し優れている。材料は一般的に特殊鋼(クロム・モリブデン鋼)が使用され,耐衝撃性に優れるため CNG 自動車の多く(バン,トラック,バスなど)に採用されている。

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金属ライナ製複合容器
金属ライナ製複合容器は,金属ライナに樹脂を含浸させた繊維を巻き付けて製造されており,図に示す,容器全体に巻き付けたフルラップ容器と,容器の胴部のみに巻き付けたフープラップ容器とがある。現在,国内ではフルラップ容器のみ使用されている。また,ライナの強度により容器の区分がされている。
使用されている材料はライナにアルミニウム合金,繊維には主にガラス繊維又はカーボン繊維,樹脂にはエポキシ樹脂が用いられ,継目なし容器に比べ外力による損傷を受けやすい。反面,アルミニウム合金のため軽量である。国内での採用事例は一部のバンに用いられている程度だが今後広まって行くものと思われる

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(3)CNG自動車のうちデュアル・フューエル車では,天然ガスとその他の燃料を混合したものを燃料として使用しており,実用例として,天然ガス軽油がある。また,バイ・フューエル車では,天然ガスと他の燃料を切り替えて使用しており,実用例として,天然ガス⇔ガソリンがある。
適切

 圧縮天然ガス自動車( CNG 自動車)の分類

天然ガス専用車

圧縮天然ガスのみを燃料として使用するタイプで,一般的には既存のガソリン・エンジン及びジーゼル・エンジン車をべースに製造されている。

バイ・フューエル車

1台の車両で天然ガスと他の燃料を切り替えて使用し,どちらの燃料でも走行可能なタイプ。実用例として,天然ガス⇔ガソリンがある。

デュアル・フューエル車

天然ガスとその他の燃料を混合し,燃料として使用するタイプである。実用例として,天然ガス軽油がある。

(4)ガス・ボンベ(容器)の再検査において行う外観検査では,電孤(スパーク)傷,溶接(トーチ)炎,火災などにより発生した熱的損傷を受けた容器は不合格となる。
適切
外観検査
・石跳ねなどの外的要因による傷のある部分のホコリなどを除去し,外部切り傷の目視検査及び傷の深さ測定を行う。
・外部切り傷については,その程度と個数により合否を判定する。
・電孤(スパーク)傷,溶接(トーチ)炎,火災などにより発生した熱的損傷を受けた容器は不合格とする。
・塗膜のみが損傷した容器にあたっては,保護塗装の補修を行うこと。

 よって答えは(2)