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電子制御式4速ATのアクチュエータに関する次の文章の(イ)から(へ)にあてはまる語句の組み合わせとして,適切なものは次のうちどれか。
「アクチュエータはシステムの制御で必要な作動を行うために駆動信号の(イ)作用を(ロ)作用に変換するための装置であり,駆動作用によりその形態が異なることから(ハ)駆動アクチュエータと(ニ)駆動アクチュエータの2種類に分けられる。前者に使用される主なものは(ホ)・ソレノイド・バルブ,オーバラン・クラッチ・ソレノイド・バルブがあり,後者に使用される主なものは(へ)・ソレノイド・バルブ,ロック・アップ・ソレノイド・バルブがある。」
解く
スイッチング駆動アクチュエータ
(イ)プランジャ式ソレノイド・バルブ(プラス駆動回路・マイナス駆動回路)
スイッチング駆動アクチュエータで利用されるソレノイド・バルブは,プランジャを吸引駆動し,図(1)のようにプランジャに連結されたアーム及びロッドを介して機械機構の固定及び解除を行ったり,また,液体の制御には,図(2)のようにプランジャの開閉で行われ,一回の開又は閉の駆動でいずれも100%駆動が行われる。
ATのスイッチング駆動アクチュエータに使用される主なものは,シフト・ソレノイド・バルブ,オーバラン・クラッチ・ソレノイド・バルブなどがある。
リニア駆動アクチュエータ
ATに使用されているリニア駆動アクチュエータには,図に示すようにリニア・ソレノイド・バルブ,ステッピング・モータなどがあり,これらのアクチュエータを使い油圧の連続変化を作り出すことで,エンジンからの駆動力をスムーズに伝達してる。
ATのリニア駆動アクチュエータに使用される主なものは,ライン・プレッシャ・ソレノイド・バルブ,ロックアップ・ソレノイド・バルブなどがある。
「アクチュエータはシステムの制御で必要な作動を行うために駆動信号の(イ電気的)作用を(ロ機械的)作用に変換するための装置であり,駆動作用によりその形態が異なることから(ハスイッチング)駆動アクチュエータと(ニリニア)駆動アクチュエータの2種類に分けられる。前者に使用される主なものは(ホシフト)・ソレノイド・バルブ,オーバラン・クラッチ・ソレノイド・バルブがあり,後者に使用される主なものは(へライン・プレッシャ)・ソレノイド・バルブ,ロック・アップ・ソレノイド・バルブがある。」
よって答えは(4)