電子制御式ATに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)5V電源回路で作られた基準電圧は,AT・ECUの主電源,センサ回路及びアクチュエータ駆動電圧として使用されている。
(2)センサ信号を形態別に分けると,周波数信号,リニア信号,論理信号の3種類がある。
(3)ライン・プレッシャ・ソレノイドは初期駆動時に大電流を必要とするが,いったん駆動すると小さな電流で制御できる。
(4)フェイルセーフ機能では,シフト・ソレノイド・バルブが電気的な異常を起こした場合は,AT・ECUからの信号により一定のレンジに固定し,走行を可能にしている。
解く
(1)5V電源回路で作られた基準電圧は,AT・ECUの主電源,センサ回路及びアクチュエータ駆動電圧として使用されている。
不適切
AT・ECUの主電源とアクチュエータ駆動電圧は、12V電圧
(2)センサ信号を形態別に分けると,周波数信号,リニア信号,論理信号の3種類がある。
適切
周波数信号,
リニア信号,
論理信号
(3)ライン・プレッシャ・ソレノイドは初期駆動時に大電流を必要とするが,いったん駆動すると小さな電流で制御できる。
適切
今の試験範囲にはない。
(4)フェイルセーフ機能では,シフト・ソレノイド・バルブが電気的な異常を起こした場合は,AT・ECUからの信号により一定のレンジに固定し,走行を可能にしている。
適切
シフト・ソレノイド・バルブA,B
走行中にシフト・ソレノイド・バルブA,Bのどちらか一方に異常が発生すると,ECUは,もう一方のソ
レノイド・バルブの出力を止め,3速状態で走行できるよう制御する。この制御は,Dレンジと2レンジでは3速固定だが,1レンジでは2速固定となる。また,シフト・ソレノイド・バルブA,B両方に異常が発生した場合でも同様である。