騒音の測定に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)騒音計の振動周波数補正特性のうちA特性は,ほぼ平坦な特性であり,人の聴覚とは異なるため,特に低周波数域では人の感覚より大きな値を示し,一般にC特性よりもdBが高くなる。 |
(2)騒音計のマイクロホンから等距離にある,四つの同じ音源を同時に鳴らしたときの音圧が102dBの場合,音源一つの音圧は96dBである。 |
(3)騒音計のマイクロホンから等距離にある,98dBと90dBの音源を同時に鳴らしたときの音圧の合計は,102dBである。 |
(4)騒音を測定する場合,測定対象の音を止めたときと,止めないときの差が12dBの場合,暗騒音の補正値は-1である。 |
解く
(1)騒音計の振動周波数補正特性のうちA特性は,ほぼ平坦な特性であり,人の聴覚とは異なるため,特に低周波数域では人の感覚より大きな値を示し,一般にC特性よりもdBが高くなる。
不適切
騒音計の振動周波数補正特性のうちC特性は,ほぼ平坦な特性であり,人の聴覚とは異なるため,特に低周波数域では人の感覚より大きな値を示し,一般にA特性よりもdBが高くなる。
(2)騒音計のマイクロホンから等距離にある,四つの同じ音源を同時に鳴らしたときの音圧が102dBの場合,音源一つの音圧は96dBである。
適切
96dB+96dB=99dB
96dB+96dB=99dB
99dB+99dB=102dB
(3)騒音計のマイクロホンから等距離にある,98dBと90dBの音源を同時に鳴らしたときの音圧の合計は,102dBである。 不適切 98dB+90dB=98+0.6=98.6dB
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(4)騒音を測定する場合,測定対象の音を止めたときと,止めないときの差が12dBの場合,暗騒音の補正値は-1である。 |
不適切
よって答えは 2