振動・騒音分析器及び騒音計に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)振動量測定の種類には,加速度(ACC),速度(VEL),変位(DISP)があり,そのうち,人体応答に適応する測定量は速度であり,その単位にはm/Sを用いる。 |
(2)騒音計の振動周波数補正特性のうちC特性は,人の聴覚に最も近い補正をし,排気騒音の測定など,自動車の騒音を測定するときに使用され,測定の単位はdB(C)と表す。 |
(3)騒音測定の際には,一般にマイクロホンを壁や,床などの反射面に,できるかぎり近づける必要がある。 |
(4)振動量測定の種類には,加速度,速度,変位があり,自動車整備の場合には,加速度の測定を用いることが多い。 |
解く
(1)振動量測定の種類には,加速度(ACC),速度(VEL),変位(DISP)があり,そのうち,人体応答に適応する測定量は速度であり,その単位にはm/Sを用いる。 不適切 測定の内容(運動量)
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(2)騒音計の振動周波数補正特性のうちC特性は,人の聴覚に最も近い補正をし,排気騒音の測定など,自動車の騒音を測定するときに使用され,測定の単位はdB(C)と表す。 不適切 音の測定
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(3)騒音測定の際には,一般にマイクロホンを壁や,床などの反射面に,できるかぎり近づける必要がある。 不適切 測定上の注意
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(4)振動量測定の種類には,加速度,速度,変位があり,自動車整備の場合には,加速度の測定を用いることが多い。 |
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適切 |
振動量の測定(振動計モード)
自動車の振動現象は,ばね上振動のような数Hzの低周波のものから歯車のように数kHzの高周波まで広範囲に含まれているが,その部位の全体域(測定器で設定される振動周波数帯域)の振動を定量的に把握する場合には,振動計モードにして測定を行う。一般的な測定例としては,整備前の振動量と整備後の振動量の測定を行い,その結果を比較して,その効果を確認したいときなどに用いる。この場合,振動センサは,測定部位に極力近い位置にセットする。振動量測定の種類には,加速度,速度,変位があり,それらの測定は,(300)それぞれ,表のような目的及び特徴がある。自動車整備の場合には,加速度の測定を用いることが多く,以下,加速度の測定による振動・騒音の分析について説明する。 |
よって答えは 4