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振動と騒音の低減:平成26年3月実施1級小型問題22

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↑リンク腕試し過去問で

 

振動と騒音の低減に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。


(1)エンジン・マウンティングのうちコンプレッション・タイプのものは,インシュレータ・ゴムのせん断方向のばね力を利用する方式であり,シェア・タイプのものは,インシュレータ・ゴムの圧縮方向のばね力を利用する方式である。


(2)トランスミッションのギヤのかみ合い率とは,同時に荷重を受ける歯の数の比率であり,これが大きいほど,すなわち,ギヤの歯たけを高くするほど,歯のたわみのバラつきが大きくなるため,ギヤうなり音が増加する。


(3)ダイナミック・ダンパは,共振系にばね(実際にはゴム)と重りを取り付けることにより,一つの固有振動数による大きな振動を二つの固有振動数に分散し,振動レベルや音圧レベルを小さくするものである。


(4)吸音材には,多孔質で通気性の高いグラスウール,フェルトなどがあり,一般に,低い振動周波数帯に効果があり,厚くなるほど高い振動周波数も補完する。

 

 

 

 

 

 

 

解く
(1)エンジン・マウンティングのうちコンプレッション・タイプのものは,インシュレータ・ゴムのせん断方向のばね力を利用する方式であり,シェア・タイプのものは,インシュレータ・ゴムの圧縮方向のばね力を利用する方式である。
不適切
(1)エンジン・マウンティングのうちシェア・タイプのものは,インシュレータ・ゴムのせん断方向のばね力を利用する方式であり,コンプレッション・タイプのものは,インシュレータ・ゴムの圧縮方向のばね力を利用する方式である。

 

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(2)トランスミッションのギヤのかみ合い率とは,同時に荷重を受ける歯の数の比率であり,これが大きいほど,すなわち,ギヤの歯たけを高くするほど,歯のたわみのバラつきが大きくなるため,ギヤうなり音が増加する。
不適切
(2)トランスミッションのギヤのかみ合い率とは,同時に荷重を受ける歯の数の比率であり,これが大きいほど,すなわち,ギヤの歯たけを高くするほど,歯のたわみが一様になるためギヤの回転がスムースになり,ギヤうなり音が低減する。

 

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(3)ダイナミック・ダンパは,共振系にばね(実際にはゴム)と重りを取り付けることにより,一つの固有振動数による大きな振動を二つの固有振動数に分散し,振動レベルや音圧レベルを小さくするものである。
適切

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(4)吸音材には,多孔質で通気性の高いグラスウール,フェルトなどがあり,一般に,低い振動周波数帯に効果があり,厚くなるほど高い振動周波数も補完する。
不適切
(4)吸音材には,多孔質で通気性の高いグラスウール,フェルトなどがあり,一般に,高い振動周波数帯に効果があり,厚くなるほど低い振動周波数も補完する。

 

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よって答えは