自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

ドライブ・シャフトとプロペラ・シャフトに関する記述:平成29年3月実施1級小型問題21

自動車整備士資格の勉強始めました

↑リンク腕試し過去問で、

ドライブ・シャフトとプロペラ・シャフトに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)ドライブ・シャフトの締め付けナットの緩みやスプライン部の摩耗は,発進時におけるハブとドライブ・シャフト間の振動(異音)の発生や,ジョイント部が滑らかに作動しないことから走行中にシミーが発生する原因となる。
(2)ドライブ・シャフトに用いられるダブル・オフセット型等速ジョイントは,3個のローラ,ローラにはめ合う3つの円筒溝をもつチューリップ,同一平面内に3本の軸をもつシャフトで構成され,ジョイント角が大きい場合,三次成分の振動強制力が発生する原因となる。
(3)振動防止式のプロペラ・シャフトは,プロペラ・シャフトの途中(一般的には後端)にゴムを挿入し,プロペラ・シャフトのねじり共振を低下させ,ディファレンシャル・ノイズやエンジン騒音を低減させている。
(4)プロペラ・シャフトに用いられるダブル・カルダン型等速ジョイントは,カルダン(フック)・ジョイントを2個組み合わせており,「入力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」と,「出力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」を相殺することにより,ジョイント角による回転変動を防止している。


解く
(1)ドライブ・シャフトの締め付けナットの緩みやスプライン部の摩耗は,発進時におけるハブとドライブ・シャフト間の振動(異音)の発生や,ジョイント部が滑らかに作動しないことから走行中にシミーが発生する原因となる。
適切

(2)ドライブ・シャフトに用いられるダブル・オフセット型等速ジョイントは,3個のローラ,ローラにはめ合う3つの円筒溝をもつチューリップ,同一平面内に3本の軸をもつシャフトで構成され,ジョイント角が大きい場合,三次成分の振動強制力が発生する原因となる。
不適切
適切な内容に訂正
(2)ドライブ・シャフトに用いられるトリポード型等速ジョイントは,3個のローラ,ローラにはめ合う3つの円筒溝をもつチューリップ,同一平面内に3本の軸をもつシャフトで構成され,ジョイント角が大きい場合,三次成分の振動強制力が発生する原因となる。

 

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ダブル・オフセット型等速ジョイントは、6個のボールを保持するケース、それぞれ6本のボール溝を構成するインナ・レースとアウタ・レースから成っている。ジョイント角が大きい場合、六次成分の振動強制力が発生するので、ジョイント角やギヤ比の選定に工夫が施されている。

 


(3)振動防止式のプロペラ・シャフトは,プロペラ・シャフトの途中(一般的には後端)にゴムを挿入し,プロペラ・シャフトのねじり共振を低下させ,ディファレンシャル・ノイズやエンジン騒音を低減させている。
適切

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(4)プロペラ・シャフトに用いられるダブル・カルダン型等速ジョイントは,カルダン(フック)・ジョイントを2個組み合わせており,「入力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」と,「出力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」を相殺することにより,ジョイント角による回転変動を防止している。
適切

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よって答えは(2)