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令和4年3月実施1級小型問題23:プロペラ・シャフトとドライブ・シャフトに関する記述

プロペラ・シャフトとドライブ・シャフトに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)プロペラ・シャフトに用いられるダブル・カルダン型等速ジョイントは,カルダン(フック)・ジョイントを2個組み合わせており,「入力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」と,「出力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」を相殺することにより,ジョイント角による回転変動を防止している。

 

(2)振動防止式のプロペラ・シャフトは,プロペラ・シャフトの途中(一般的には後端)にゴムを挿入し,プロペラ・シャフトのねじり共振を低下させ,ディファレンシャル・ノイズやエンジン騒音を低減させている。

 

(3)ドライブ・シャフトに用いられるダブル・オフセット型等速ジョイントは,3個のローラ,ローラにはめ合う3つの円筒溝をもつチューリップ,同一平面内に3本の軸をもつシャフトで構成され,ジョイント角が大きい場合,三次成分の振動強制力が発生する原因となる。

 

(4)ドライブ・シャフトの締め付けナットの緩みやスプライン部の摩耗は,発進時におけるハブとドライブ・シャフト間の振動(異音)の発生や,ジョイント部が滑らかに作動しないことから走行中にシミーが発生する原因となる。

 

 

解く

 

(1)プロペラ・シャフトに用いられるダブル・カルダン型等速ジョイントは,カルダン(フック)・ジョイントを2個組み合わせており,「入力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」と,「出力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動」を相殺することにより,ジョイント角による回転変動を防止している。

適切

 

(2)振動防止式のプロペラ・シャフトは,プロペラ・シャフトの途中(一般的には後端)にゴムを挿入し,プロペラ・シャフトのねじり共振を低下させ,ディファレンシャル・ノイズやエンジン騒音を低減させている。

適切

 

 

(3)ドライブ・シャフトに用いられるダブル・オフセット型等速ジョイントは,3個のローラ,ローラにはめ合う3つの円筒溝をもつチューリップ,同一平面内に3本の軸をもつシャフトで構成され,ジョイント角が大きい場合,三次成分の振動強制力が発生する原因となる。

ダブル・オフセット型等速ジョイントは,6個のボールを保持するケース,それぞれ6本のボール溝を構成するインナ・レースとアウタ・レースから成っている。ジョイント角が大きい場合,六次成分の振動強制力が発生するので,ジョイント角やギヤ比の選定に工夫が施されている。

トリポード型等速ジョイントは,3個のローラ,ローラにはめ合う三つの円筒溝をもつチューリップと,同一平面内に3本の軸をもっトリポードから構成されている。このジョイントでは,駆動軸に対して,被駆動軸がジョイント角に対応した量だけ偏心

し,軸の回転角の3倍の角度だけ公転することにより等速性を保っている。スライド抵抗が小さく,スライド量が大きく取れるが,ジョイント角が大きい場合,ドライブ・シャフトの三次成分の振動強制力が発生するので,ジョイント角を小さくするように工夫が施されている。

 

不適切

 

 

(4)ドライブ・シャフトの締め付けナットの緩みやスプライン部の摩耗は,発進時におけるハブとドライブ・シャフト間の振動(異音)の発生や,ジョイント部が滑らかに作動しないことから走行中にシミーが発生する原因となる。

適切

 

よって答えは 3