自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和5年10月実施2級ガソリン問題2

2

エンジンの性能に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1)機械損失は,潤滑油の粘度やエンジン回転速度による影響は大きいが,冷却水の温度による影響は受けない。

 

(2)熱損失は,燃焼室壁を通して冷却水へ失われる冷却損失,排気ガスにもち去られる排気損失,ふく射熱として周囲に放散されるふく射損失からなっている。

 

(3)体積効率と充填効率は,平地や高山など気圧の低い場所でも差はほとんどない。

 

(4)ポンプ損失(ポンピング・ロス)は,ピストン.ピストン・リング,各べアリングなどの摩擦損失とウォータ・ポンプ,オイル・ポンプ,オルタネータなど補機駆動の損失からなっている。

 

解く

 

(1)機械損失は,潤滑油の粘度やエンジン回転速度による影響は大きいが,冷却水の温度による影響は受けない。

不適切

機械損失

機械損失は、ピストン、ピストン・リング、各ベアリングなどの摩擦損失と、ウォータ・ポンプ 、オイル・ポンプ、オルタネータなど補器駆動の損失からなっている。機械損失は冷却水の温度、潤滑油の粘度のほかに回転速度の影響が大きい。        

 

(2)熱損失は,燃焼室壁を通して冷却水へ失われる冷却損失,排気ガスにもち去られる排気損失,ふく射熱として周囲に放散されるふく射損失からなっている。

適切

 

(3)体積効率と充填効率は,平地や高山など気圧の低い場所でも差はほとんどない。

不適切

体積効率と充填効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差を生じる。ガソリン・エンジンの体積効率は、一般に0.8ぐらいである。(ジーゼルは0.9)2DE11P

 

(4)ポンプ損失(ポンピング・ロス)は,ピストン.ピストン・リング,各べアリングなどの摩擦損失とウォータ・ポンプ,オイル・ポンプ,オルタネータなど補機駆動の損失からなっている。

不適切

機械損失は、ピストン、ピストン・リング、各ベアリングなどの摩擦損失と、ウォータ・ポンプ 、オイル・ポンプ、オルタネータなど補機駆動の損失からなっている。機械損失は冷却水の温度、潤滑油の粘度のほかに回転速度の影響が大きい。        

 

よって答えは2