自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

デジタル式サーキット・テスタ:平成26年3月実施1級小型問題1

自動車整備士資格の勉強始めました

↑リンク腕試し過去問で

 

デジタル式サーキット・テスタに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)最大入力電圧が「1000V DC及び1000V・rms AC」と表示されているテスタの場合は,直流電圧は1000Vまで許容できることを表し,交流電圧も実効値(RMS)で1000Vまで許容できることを表している。


(2)クレスト・ファクタ3未満の真の実効値方式のデジタル式サーキット・テスタを使用して,デューティ比5%のパルス矩形波の交流電圧を測定する場合は,測定精度許容範囲外のため,正確な数値は表示されない。


(3)電源電圧が5Vで,抵抗値2MΩの抵抗2個を直列に接続した回路において、片方の抵抗の両端に内部抵抗11MΩのテスタ(電圧計)を接続したとき,計算で求められるテスタの表示値は,約2.1414Vになる。


(4)テスタの直流電圧表示値が4.0000Vのとき,直流電圧形の性能表に確度が5Vレンジで「0.025+5」と記載されていた場合の実際の電圧値は,3.9985~4.0015Vの範囲になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

解く
(1)最大入力電圧が「1000V DC及び1000V・rms AC」と表示されているテスタの場合は,直流電圧は1000Vまで許容できることを表し,交流電圧も実効値(RMS)で1000Vまで許容できることを表している。
適切
最大入力電圧は,デジタル・テスタに加えられる電圧の最大値を表し,「1000V DC 及び 1000V・rms AC 」などと表示され,直流電圧は 1000V まで許容できることを表し,交流電圧も実効値( RMS ) で 1000V まで許容できることを表している。


(2)クレスト・ファクタ3未満の真の実効値方式のデジタル式サーキット・テスタを使用して,デューティ比5%のパルス矩形波の交流電圧を測定する場合は,測定精度許容範囲外のため,正確な数値は表示されない。
適切
デューティー比N%のクレストファクタは√100/N
よってデューティ比5%のパルス矩形波の交流電圧のクレストファクタは√100/5=4.472・・・>3


(3)電源電圧が5Vで,抵抗値2MΩの抵抗2個を直列に接続した回路において、片方の抵抗の両端に内部抵抗11MΩのテスタ(電圧計)を接続したとき,計算で求められるテスタの表示値は,約2.1414Vになる。
不適切

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(4)テスタの直流電圧表示値が4.0000Vのとき,直流電圧形の性能表に確度が5Vレンジで「0.025+5」と記載されていた場合の実際の電圧値は,3.9985~4.0015Vの範囲になる。
適切
4.0000×0.00025+0.0005=0.0015
4.0000±0.0015=3.9985~4.0015V

 

よって答えは(3)