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自動車整備士資格試験を解く

平成22年3月実施1級小型問題46:自動車の長さ,幅及び高さを測定する場合の自動車の状態

46

道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に照らし,自動車の長さ,幅及び高さを測定する場合の自動車の状態に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)空車状態

 

(2)はしご自動車のはしご,架線修理自動車のやぐちその他走行中に格納されているものについては,これらの装置を格納した状態

 

(3)折畳式のほろ,工作自動車の起重機その他走行中に種々の状態で使用されるものについては,走行中使用されるすべての状態。ただし,外開き式の窓及び換気装置については,これらの装置を閉鎖した状態

 

(4)車体外に取り付けられた後写鏡,保安基準第44条第5項の装置(アンダ・ミラー,サイド・アンダ・ミラー等)及びたわみ式アンテナについては,これらの装置を取り付けた状態

 

解く

(1)空車状態

適切

(2)はしご自動車のはしご,架線修理自動車のやぐちその他走行中に格納されているものについては,これらの装置を格納した状態

適切

(3)折畳式のほろ,工作自動車の起重機その他走行中に種々の状態で使用されるものについては,走行中使用されるすべての状態。ただし,外開き式の窓及び換気装置については,これらの装置を閉鎖した状態

適切

(4)車体外に取り付けられた後写鏡,保安基準第44条第5項の装置(アンダ・ミラー,サイド・アンダ・ミラー等)及びたわみ式アンテナについては,これらの装置を取り付けた状態

不適切

 

よって答えは(4)

 

 

道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

(長さ、幅及び高さ)

第6条 自動車の測定に関し、保安基準第2条第1項の告示で定める方法は、次の各号に掲げる状態の自動車を、第2項により測定するものとする。

一 空車状態

二 はしご自動車のはしご、架線修理自動車のやぐらその他走行中に格納されているものについては、これらの装置を格納した状態

三 折畳式のほろ、工作自動車の起重機その他走行中に種々の状態で使用されるものについては、走行中使用されるすべての状態。ただし、外開き式の窓及び換気装置については、これらの装置を閉鎖した状態とし、また、故障した自動車を吊り上げて牽引するための装置(格納できるものに限る。)については、この装置を格納した状態とする。

四 車体外に取り付けられた後写鏡、後方等確認装置、保安基準第44条第6項の装置、側面周辺監視装置(次に掲げる装置であって車体の側面に取り付けられるものをいう。以下同じ。)(その突出量が保安基準第2条第2項第3号及び第4号に定める突出量を超えないものに限る。以下この号において同じ。)及びたわみ式アンテナについては、これらの装置を取りはずした状態。この場合において、車体外に取り付けられた後写鏡、後方等確認装置、保安基準第44条第6項の装置及び側面周辺監視装置は、当該装置に取り付けられた灯火器及び反射器を含むものとする。

イ 側方衝突警報装置

ロ 保安基準第2条第2項第4号に掲げる装置

2 自動車の長さ、幅、高さは、直進姿勢にある前項の状態の自動車を水平かつ平坦な面(以下「基準面」という。)に置き巻き尺等を用いて次の各号に掲げる寸法を測定した値とする。

一 長さについては、自動車の最も前方及び後方の部分を基準面に投影した場合において、車両中心線に平行な方向の距離

二 幅については、自動車の最も側方にある部分(大型特殊自動車又は小型特殊自動車以外の自動車に備えられる回転するタイヤ、ディスクホイール及びこれに付随して回転する部分並びに方向指示器のうち自動車の両側面に備えるもの(別添52「灯火器及び反射器並びに指示装置の取付装置の技術基準」4.6.4.4.による中央部に備えるものを除く。第22条第4項第12号において同じ。)を除く。)を基準面に投影した場合において、車両中心線と直交する直線に平行な方向の距離

三 高さについては、自動車の最も高い部分と基準面との距離

3 保安基準第2条第1項の告示で定めるものは、次の各号に掲げる基準に適合するセミトレーラとする。

一 物品を積載する装置が次のいずれかに該当すること。

イ バン又はこれに類するもの

ロ タンク又はこれに類するもの

ハ 幌骨で支持された幌に覆われるもの

ニ コンテナを専用に積載するための緊締装置を有するもの

ホ 専ら車両を運搬する構造のもの

ヘ 荷台に後煽、側煽及び固縛金具を備えるもの

ト 荷台に固定式のスタンション及び固縛金具を備えるもの。ただし、荷台の両側端に沿って備えられるスタンションにあっては、脱着式のものであってもよい。

チ 船底状にくぼんだ荷台及び固縛金具を備え、かつ、荷台の船底状のくぼみの傾斜角が27°以上であるもの

二 前号ヘ、ト又はチのものにあっては、積車状態において、次に掲げる方向毎に、物品の重量に次に掲げる係数を乗じて得られる重量を負荷する場合に耐える構造を有すること。

イ 前 0.6

ロ 横 0.5

ハ 後 0.35

4 自動車の測定に関し、保安基準第2条第2項の告示で定める方法は、次の各号に掲げる状態の自動車を測定するものとする。

一 外開き式の窓及び換気装置にあっては、開放した状態

二 後写鏡、後方等確認装置、保安基準第44条第6項の装置及び側面周辺監視装置にあっては、取り付けられた状態

5 保安基準第2条第2項第4号の告示で定める装置は、自動車の周囲の状況の検知又は監視を行い、運転者に対し当該状況に係る情報の提供又は当該自動車の制御を行う装置(以下「周辺監視装置」という。)とし、同号の告示で定める突出量は、次の各号に掲げる自動車の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める突出量とする。ただし、当該各号に定める突出量を超えて突出する場合において、側面周辺監視装置の全てを取り付けた状態の自動車を測定した場合における自動車の幅が、保安基準第2条第1項に規定する幅を超え

ない場合は、この項の規定は、適用しない。

一 側方衝突警報装置を備える自動車 その自動車の両最外側からの側面周辺監視装置の突出量の合計が100mm以下

二 前号に掲げる自動車以外の自動車 その自動車の両最外側からの周辺監視装置の突出量の合計が100mm以下