図1に示す駆動電圧特性をもつ図2のフューエル・ポンプ用DCブラシ・モータ・スイッチング・リレーの回路の点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
（1）IG・ONの駆動停止条件時のV3が0Vの場合,V3測定部から上流側の回路に異常（断線,短絡（地絡））がないときは,ECU本体の異常が考えられる。
（2）駆動条件時のV2が約11Vの場合,駆動信号線に断線は発生していない。
（3）駆動条件時のV2が約12Vの場合,抵抗（R）の両端間の短絡が推定原因の一つとして考えられるが,リレー・コイルの断線は考えられない。
（4）駆動条件時のVlが0Vの場合,電源線（抵抗（R）を含む）の断線が考えられるが,リレー・コイルの断線は考えられない。
解く
IG・ONの駆動停止条件時
駆動条件時
（1）IG・ONの駆動停止条件時のV3が0Vの場合,V3測定部から上流側の回路に異常（断線,短絡（地絡））がないときは,ECU本体の異常が考えられる。
適切
上流側の回路に異常：断線
上流側の回路に異常：短絡
ECU本体の異常：地絡
（2）駆動条件時のV2が約11Vの場合,駆動信号線に断線は発生していない。
適切
駆動信号線に断線
（3）駆動条件時のV2が約12Vの場合,抵抗（R）の両端間の短絡が推定原因の一つとして考えられるが,リレー・コイルの断線は考えられない。
不適切
（R）の両端間の短絡が推定原因の一つとして考えられる
リレー・コイルの断線は考えられない。考えられる
（4）駆動条件時のV1が0Vの場合,電源線（抵抗（R）を含む）の断線が考えられるが,リレー・コイルの断線は考えられない。
適切
電源線（抵抗（R）を含む）の断線が考えられる
リレー・コイルの断線は考えられない。→（3）
よって答えは（3）
