自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

センサに関する記述:令和3年3月実施1級小型問題2

自動車整備士資格の勉強始めました

 

センサに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)絶対圧検出型のキューム・センサ(圧力センサ)は,基準室に大気圧を用いており,インテーク・マニホールド内に発生した圧力をシリコン・チップ(ピエゾ抵抗効果素子)に作させ,シリコン・チップの電気抵抗の変化を電圧の変化に置き換えてセンサ信号電圧としている。

 

(2)熱線式ア・フロー・メータに用いられる発熱抵抗体において,吸入空気量が多いほど,発熱抵抗体の放熱が多く,抵抗が小さいために回路(発熱抵抗体)の電流は多くなり,この電流の変化を電圧の変化に置き換えて吸入空気量信号としている。

 

(3)ノック・センサ内の振動板上には圧電素子が組み付けられており,この圧電素子には電極が設けられ,一方の電極は出力ターミナルに,他方の電極はノック・センサ・ボデーに接続されている。

 

(4)ジルコニア素子を用いたО2センサは,円筒状のジルコ二ア素子の内外面に白金をコーティングしてあり,内側は大気と,外側は排気ガス接触できるようになっている。ジルコニア素子は,活性化領域(例:360)を超えたとき,大気側と排気ガス側の酸素濃度差により,起電力を発生させる性質がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解く

(1)絶対圧検出型のキューム・センサ(圧力センサ)は,基準室に大気圧を用いており,インテーク・マニホールド内に発生した圧力をシリコン・チップ(ピエゾ抵抗効果素子)に作させ,シリコン・チップの電気抵抗の変化を電圧の変化に置き換えてセンサ信号電圧としている。

不適切

基準室に真空を用いており

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(2)熱線式ア・フロー・メータに用いられる発熱抵抗体において,吸入空気量が多いほど,発熱抵抗体の放熱が多く,抵抗が小さいために回路(発熱抵抗体)の電流は多くなり,この電流の変化を電圧の変化に置き換えて吸入空気量信号としている。

適切

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f:id:n9h28eg0:20210322143011p:plain


 

(3)ノック・センサ内の振動板上には圧電素子が組み付けられており,この圧電素子には電極が設けられ,一方の電極は出力ターミナルに,他方の電極はノック・センサ・ボデーに接続されている。

適切

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(4)ジルコニア素子を用いたО2センサは,円筒状のジルコ二ア素子の内外面に白金をコーティングしてあり,内側は大気と,外側は排気ガス接触できるようになっている。ジルコニア素子は,活性化領域(例:360)を超えたとき,大気側と排気ガス側の酸素濃度差により,起電力を発生させる性質がある。

適切

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よって答えは 1