自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

自動車に係わる資源の有効利用:平成26年3月実施1級小型問題41

自動車整備士資格の勉強始めました

 

自動車に係わる資源の有効利用に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

(1)リデュースに関する取り組みのうち,「環境負荷物質の使用削減」の事例として,「エア・バッグ・ガスの非アジ化ナトリウムへの転換」がある。

(2)リサイクルに関する取り組みのうち,「素材又は部品の耐久性向上」の事例として,「LLCの長寿命化」がある。

(3)リサイクルに関する取り組みのうち,「リサイクル原料及びリサイクル製品の利用拡大」の事例として,「エンジン,トランスミッションのリビルト供給」がある。

(4)リユースに関する取り組みのうち,「原材料,部品への再生資源の利用化」の事例として,「PETリサイクル材のフロア・マットへの利用」がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

解く

(1)リデュースに関する取り組みのうち,「環境負荷物質の使用削減」の事例として,「エア・バッグ・ガスの非アジ化ナトリウムへの転換」がある。

適切

 

(2)リサイクルに関する取り組みのうち,「素材又は部品の耐久性向上」の事例として,「LLCの長寿命化」がある。

不適切

(2)リデュースに関する取り組みのうち,「素材又は部品の耐久性向上」の事例として,「LLCの長寿命化」がある。

 

(3)リサイクルに関する取り組みのうち,「リサイクル原料及びリサイクル製品の利用拡大」の事例として,「エンジン,トランスミッションのリビルト供給」がある。

不適切

(3)リサイクルに関する取り組みのうち,「リサイクル原料及びリサイクル製品の利用拡大」の事例として,

・バンパ再生材の部品への再利用(アンダ・カバー等)

・リサイクル材のフロアマットへの利用

がある。

 

(4)リユースに関する取り組みのうち,「原材料,部品への再生資源の利用化」の事例として,「PETリサイクル材のフロア・マットへの利用」がある。

不適切

(4)リデュースに関する取り組みのうち,「原材料,部品への再生資源の利用化」の事例として,「PETリサイクル材のフロア・マットへの利用」がある。

 

 よって答えは 1

 

リデュース(削減)するための手法

求められる取り組み

求められる取り組み

取り組み事例

省資源

小型軽量化,原材料の使用量削減

・少量化,軽量化,多用途化,素材の選択

・シリンダ・ヘッドの小型化

・エンジン構造部材のアルミ化

・インテーク・マニホールドの樹脂化

・ボデーの軽量化

省資源

部品数の削減

通化,規格化による部品の汎用性の向上

省資源

原材料,部品への再生資源の利用化

 

 

 

損傷バンパ再生材の車部品への再利用(アンダ・カバー)等

PETリサイクル材のフロア・マットへの利用

省資源

環境負荷物質の使用削減

・重金属やフロン等の使用削減

・鉛,六価クロム,水銀,カドミウム2003年までに全廃

・代替えフロン冷媒用量削減

・エア・バッグ・ガスの非アジ化ナトリウムへの転換

省資源

消耗品の再資源化

 

LLC再生処理装置の開発,活用

 

長寿命化

素材又は部品の耐久性向上

・フューエル・フィルタのメンテナンス・フリー化

LLCの長寿命化

リペア

 

 

リペア(修理)容易な製品仕様

・個々の部品が交換可能な製品構造

・最小単位での部品交換

 

 

リサイクル(再循環)するための手法

求められる取り組み

求められる取り組み

取り組み事例

リサイクルが容易な製品仕様

 

リサイクル容易な素材の選択

・熱可塑性樹脂の使用拡大

リサイクルが容易な製品仕様

使用する素材数の削減

・素材又は材料の統一化

・単一素材のインパネ,バンパの採用

・プラスチックの統合

リサイクルが容易な製品仕様

接合箇所の削減等,解体・分離の容易化

・接着,溶接の回避や差し込み等による解体,分離が容易な構造

・工具が不用又は汎用工具で解体可能な製品構造

・分割容易なシート構造の採用

リサイクルが容易な製品仕様

異種素材の分離容易化

・素材の表示等,処理者への情報提供の充実

・樹脂部品への材料表示の実施

リサイクルが容易な製品仕様

製品の解体に関する情報提供

・解体手順等,解体に関する情報提供の充実

・解体マニュアルの作成、提供

リサイクル・システム

 

製品の特性に応じたリサイクルのための回収システム整備

・製品ごとの特性に応じた回収に掛かる費用徴収ルールの構築

・損傷バンパ回収システムの実施

リサイクル・システム

リサイクルにかかる技術基準の構築

・分別の精度等リサイクルにかかる処理技術の向上

・バンパ再生材の塗膜剥離技術の確立

リサイクル市場拡大

 

 

リサイクル原材料及びリサイクル製品の利用拡大

・リサイクル製品市場拡大のための需要喚起

・バンパ再生材の部品への再利用(アンダ・カバー等)

・リサイクル材のフロアマットへの利用

リサイクル市場拡大

リサイクル製品に掛かる情報提供

・リサイクル製品の品質表示

 

 

 

リユース(再利用)するための手法

求められる取り組み

取り組み事例

リユースの可能な部品のユニット化

リユースの可能な部品の共通化,規格化

・エンジンバリエーション削減による共通化

リユースのための回収システムの構築

リユース製品,リユース部品の製品保証

エンジン,トランスミッションのリビルト供給

リユース製品,リユース部品市場拡大のための需要喚起

リユース製品,リユース部品の情報提供